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LUMIX「S1/S5」、5.9K/12bit動画RAW出力など機能追加ファーム

パナソニックは、ミラーレス一眼カメラ・LUMIX Sシリーズの「DC-S1/S1R/S5」の3モデルを対象に、動画性能などの機能向上を行なうファームウェアのダウンロードサービスを7月13日より開始する。外部レコーダーへの12bit動画RAWデータ出力・記録や、新しいフォトスタイルの追加などが含まれる。

各モデルのファームウェアは、S1がVer.2.1、S1RがVer.1.9、S5がVer.2.3となる。

「DC-S1/S5」の動画記録性能強化

カメラ本体からHDMI経由で、Blackmagic Design製の外部レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へ12bit動画RAWデータをHDMI出力できるようになった。出力可能な解像度は5.9K、4K、アナモフィック(4:3)3.5K。

これにより、5.9Kサイズの「Blackmagic RAW」記録が可能となり、撮影後にBlackmagic Design製ソフト「DaVinci Resolve Studio」ですぐに編集できるなど、ポストプロダクションへの対応力を強化した。

また動画RAWデータ出力中に、S1/S5のモニターやファインダーで映像を確認する機能を追加。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト(モニター)」機能での映像確認が行なえる。

なおS1の動画記録性能に関しては、専用アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」を購入後、本体にアクティベートする必要がある。既に「DMW-SFU2」をアクティベート済みの場合には、再度購入する必要はない。

DC-S1/S1Rの機能追加

こだわった絵作りが行なえるフォトスタイル機能に、「L.クラシックネオ」「L.モノクロームS」を追加搭載。L.クラシックネオでは、カラーフィルム風のノスタルジックな表現を、L.モノクロームSでは、ポートレート撮影に適した軟調で柔らかな印象のモノクローム表現を楽しむことができる。

ファームウェア方法の詳細に関しては、サポートページを参照のこと。