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HiBy次世代中核DAP「New HiBy R6」、シルバー7月発売

「New HiBy R6」のSilverモデル

飯田ピアノは、HiBy Musicブランドのデジタルオーディオプレーヤー「New HiBy R6」の「Silver」モデルを、7月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85,000円(税別)前後。予約は6月24日から受け付けている。

New HiBy R6は、HiByにとって初めての製品だった「R6」の哲学を受け継ぎ、次世代HiBy製品の中核を成すというDAPで、2月19日に発売された。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色が案内されていたが、このうち初回入荷分で販売されたのはブラックのみ。シルバーについては次回入荷分での販売とされていた。

DACチップにESS製「9038Q2M」をデュアルで搭載し、32bit/768kHzまでのPCMと、DSD 512をネイティブサポート。シングルエンド出力とバランス出力の両方でデュアルDACモードでの動作を実現した。電流出力モードを利用してノイズ除去性能もさらに向上している。

SoCはQualcomm製「Snapdragon660」で、AndroidベースのHiBy OSと組み合わせることで、圧倒的な処理速度と安定性を実現した。あらゆるアプリケーションをストレスなく実行できるという。SoCの処理能力を活かしてMQAオーディオ16倍の展開も可能になった。

OSはAndroid 9にアップデートされ、USBオーディオ入力/出力、Bluetoothオーディオ入力/出力など、必要なすべてのオーディオI/Oをサポートする。RAMは4GB、ストレージ容量は64GB。最大2TBまでのmicro SDカードを利用できる。システム全体は独自のサウンドチューニングアルゴリズム「MageSound Eight-Ball(MSEB)」チューニングが施される。

45.1584MHzおよび49.152MHz専用の高精度、低位相ノイズ水晶発振器を採用。あらゆるサンプルレートで超低ジッターを実現したという。電源回路は新開発され、ライン出力とアンプ部を2つの独立したアイソレート電源によって駆動する。

オペアンプはTexas Instruments製「OPA1612」×4で、低ESRのパナソニックPOSCAPと、プロオーディオグレードのElnaキャップと組み合わせることで、「すべての⾳楽ジャンルを簡単に処理できるバランスの取れた刺激的なオーディオパフォーマンスを実現」したという。ヘッドフォンアンプは「SSM6322」×2。

フルHD/1,920×1,080ドット、443ppiのタッチ対応4.97インチディスプレイを搭載。タップ操作でスリープ解除、3本指でのスワイプダウンでスクリーンショット表示といった操作をサポートする。

Bluetooth 5.0準拠で、コーデックは受信がSBC、AAC、LDAC、UAT、送信がSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、UATをサポート。2.4GHz/5GHzのWi-Fiも利用でき、DLNA、AirPlayのリモート再生、Wi-Fi経由での音楽ファイル転送もできる。

3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスポートを搭載。ライン出力とヘッドフォン出力も備えた。USB Type-Cポートも採用し、USBデジタル出力、同軸デジタル出力もサポート。出力は32Ω時で3.5mm接続が245mW、4.4mm接続時が750mW。

バッテリー容量は4,500mAhで約3時間で満充電にできる。連続再生時間はバランス・フォン出力で約8.5時間、シングルエンド・フォン出力で約10時間。ライン出力はシングルエンド/バランスともに約10時間。

外形寸法は130×73×15mm、重さは235g。USB Type-C to Type-Aケーブルや、Type-C to 同軸ケーブルなどが付属する。