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Technics、ノイズ対策や駆動力高めた約30万円のアンプ「SU-G700M2」

「SU-G700M2」ブラックモデル

Technicsは、DACも内蔵したステレオプリメインアンプ「SU-G700M2」を11月26日に発売する。グランドクラスシリーズのモデルで、価格は298,000円。カラーはシルバーとブラックを用意する。

リファレンスクラスのアンプ「SU-R1000」で開発した技術を継承したフルデジタルアンプ。定格出力は70W×2(8Ω)、140W×2(4Ω)。独自の「JENO Digital Engine」(JENO Engine)を採用し、音声データをデジタルのまま入力段からパワー段まで低ジッタで伝送・処理するのが特徴。JENO Engineのポテンシャルを引き出すために、SU-R1000で開発された高速応答・低ノイズの電源「Advanced Speed Silent Power Supply」を新たに搭載している。

シルバー

Advanced Speed Silent Power Supplyは、R1000同様に、スイッチング周波数を従来モデルの約100kHzから、約400kHzまで高速化。これにより、リップルノイズの発生とオーディオ帯域へのノイズ干渉を低減。高速応答により瞬時に安定したエネルギーをパワーアンプ部へ供給でき、ドライブ能力を高めた。

ローノイズレギュレーター回路も搭載。電源の低ノイズ化も徹底し、純度の高い音楽再生を実現したという。

R1000のパワーアンプ用電源部と同様に、高速動作デバイスである「GaN-FET」や「SiCダイオード」を採用し、高速スイッチング電源の応答性を高めた。これにより、音楽信号の瞬時の変化に追従でき、安定した電源供給を実現。スピーカーのドライブ能力を高め、「エネルギー溢れる低音再生を可能にした」という。

JENO Engineに加え、スピーカーの特性を測定・解析することで、スピーカーの特性に合わせてアンプの特性を最適化する「LAPC(Load Adaptive Phase Calibration)」も装備。解像度と空間表現に優れた音楽再生を実現している。

従来機種G700と同様に、筐体は電源部、パワーアンプ部、デジタル/アナログ入力部を3分割構造とし、干渉を削減。電源部は上下2段構成で、周囲を鋼板で囲んだシールドケース構造としている。

各部の仕切りとなる鋼板は、1.2mm厚の鋼板ボトムシャーシに2mm厚の鋼板を重ねた2層構造。各部の間の干渉を削減するとともに不要な振動を抑え、ノイズの影響によるディテールの欠落を解消したとする。

電源部、パワーアンプ部、入力部の3分割構造
電源部
パワーアンプ部
入力部

Phono入力も搭載。従来モデルはMM型カートリッジに対応していたが、新たにMCカートリッジにも対応した。MC型対応に合わせた電源ラインへのレギュレーターの追加、配線パターンの低インピーダンス化など、ノイズ低減を徹底している。

ノイズ低減のために「LC電源フィルター」や「パワーコンディショナー」 、徹底したノイズ対策で明瞭な音像定位と見通しの良い空間を再現するという「Battery Driven Clock Generator」、不要な回路を停止し音質劣化を抑える「Optimally Activated Circuit System」なども備える。

USB-B入力を備え、PCとも接続可能。PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzまで対応。同軸、光デジタル入力も各1系統備えている。アナログ入力はPhono×1、RCA×2。ラインアウト、プリアウトも備えている。

本体のカラーはシルバーに加え、今回新たにブラックモデルも発売。アルミ無垢材を使用したボリューム、入力セレクターのノブは前面だけでなく側面もスピン加工を施し、外観のデザインもR1000を継承。前面には大型2連の針メーターを装備した。

消費電力は95W。外形寸法は430×428×148mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12.7kg。

ブラックモデル
シルバーモデル
背面端子部
Technicsディレクター 小川 理子メッセージ 2021【テクニクス公式】