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オーテク、トリプルハイブリッド導体の新ケーブル「FLUAT」

RCAケーブル「AT-IC700R」

オーディオテクニカは、新しいケーブルシリーズ「FLUAT(フリュエット)」を展開。シリーズ第1弾として、RCAケーブル「AT-IC700R」と、XLRケーブル「AT-IC700X」、パワーケーブル「AT-AC700」の3種を11月12日より発売する。価格と選べる長さは後述の通り。

全モデルとも、ケーブルには6N-OFC+PCUHD+HYPER OFCのトリプルハイブリッド導体を使用。6N-OFCにより音の輪郭と高域の伸びが細やかに表現、PCUHDにより力感のある低域表現と広大な音場を実現するという。これらに純度99.99%(4N)、酸素含有量10ppm以下の無酸素銅線HYPER OFCを加えている。

RCAケーブル「AT-IC700R」と、XLRケーブル「AT-IC700X」の構造

独自の被覆に対するアニール処理「Heat Relieve処理」を採用。導体や製品外観にダメージを与えることなく、絶縁体やPVCシースなど樹脂に残る残留応力だけを、効果的に取り除く高温熱処理が施されている。つぶれていた音が分離し、一音一音ほぐれることで開放的な音場が広がるという。

(左から)XLRケーブル「AT-IC700X」、パワーケーブル「AT-AC700」

RCA・XLAケーブルには、比誘電率&誘電正接が低く、絶縁体として最高クラスの電気特性を誇るフッ素樹脂テープを採用。信号エネルギーのロスを最小化し、導体に直接スパイラル巻きすることで、通常の押出被覆と比べ、導体に加わる機械的ストレスを低減するという。

銅テープと編組シールドの2重シールド構成で、片側接地をしグランドノイズループの影響を低減している。内部被覆にエラストマー制振材を採用。RCAケーブルの端子部にPBT充填中空ホットピンを採用。

(左から)RCAケーブル「AT-IC700R」、XLRケーブル「AT-IC700X」

パワーケーブルは、断面積2sqの5芯構造で、中央にエラストマー制振材を採用。また、アルミテープ+HYPER OFC編組シールドの2重シールドを採用するほか、全ての接点部に厚金メッキ処理を施している。

パワーケーブル「AT-AC700」

各長さにおける店頭予想価格は以下の通り。3m以上は受注生産となる。


    【AT-IC700R】
  • 0.7m:48,400円
  • 1.3m:55,000円
  • 2.0m:63,800円
  • 3.0m:77,000円
  • 4.0m:90,200円
  • 5.0m:103,400円

    【AT-IC700X】
  • 0.7m:50,600円
  • 1.3m:57,200円
  • 2.0m:66,000円
  • 3.0m:79,200円
  • 4.0m:92,400円
  • 5.0m:105,600円

    【AT-AC700】
  • 0.7m:46,200円
  • 1.3m:55,000円
  • 2.0m:66,000円