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FiiO、「ES9219C」×2基でバランス出力対応のBluetoothレシーバ

「BTR5 2021」

エミライは、FiiO ElectronicsブランドのUSB DAC機能付きで、2.5mmバランス出力対応のBluetoothレシーバー「BTR5 2021」を11月26日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,500円前後。

前機種「BTR5」に最新チップを採用し、さらなる高音質化を実現したとする。ESS Technology製統合型DACチップ「ES9219C」を2基、左右独立構成で搭載することで、低ノイズ・低歪と高出力を両立。384kHz/32bitまでのPCMとDSDに対応し、MQAデコードにも対応した。

本体表面
本体裏面

USB DACとしても利用可能で、USB-C接続で384kHz/32bitまでのPCMとDSDのネイティブ再生に対応する。

USB-C端子部

BluetoothレシーバーにはQualcomm製「CSR8675」を採用。Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LL、aptX HD、LDACに対応する。

高精度なクロックマネージメントを実現するFPGAも搭載。45.1584/49.152MHzの2基の水晶発振器を組み合わせた専用の回路が、Bluetoothの受信処理後にジッターを減少させて信号の安定性を改善。オーディオ・アーキテクチャの部品ごとに違うクロック周波数が存在するという問題を解決するという。

本体には0.49型の有機ELディスプレイを装備。ペアリング先や接続状況、通信状況、電源ステータス、エンコードフォーマット、音量が表示できるほか、メニューの呼び出しやカーモードのオン/オフ、デジタルフィルターの切り替え、EQ調節なども行なえる。

出力端子は、3.5mmアンバランス出力に加えて、2.5mmバランス出力を装備。また、本体にはcVc 8.0対応の高感度無指向性マイクを内蔵し、音声通話に使用可能。また、3.5mm出力にヘッドセットを接続すれば外付けマイクも利用できる。

スマホなどと接続した際には、スマホの音量とBTR5 2021の音量は独立して調節可能。また、iOSデバイスとペアリングした際には、ウィジェット上でバッテリー残量の確認ができる。

本体側面

FiiO Musicアプリ、またはFiiO Controlアプリと組み合わせることで、BTR5 2021の内蔵パラメーターの設定も可能。チャンネルバランス、2種類のオーディオフィルター、10バンドのイコライザーなどを好みに合わせて設定できる。

連続再生時間は、3.5mmアンバランス出力時が約9時間、2.5mmバランス出力時が約7時間。充電時間は1.5時間。

出力は32Ω負荷時で、3.5mmアンバランスが80mW+80mW以上、2.5mmバランスが240mW+240mW以上。SN比は3.5mmアンバランスが-118dB、2.5mmバランスが-122dB。ノイズフロアは3.5mmアンバランスが2μV以下、2.5mmバランスが2.2μV以下。THD+N(LDAC使用時1kHz/32Ω負荷時)は3.5mmアンバランスが0.003%未満、2.5mmバランスが0.002%未満。

外形寸法は72×32×11.1mm(縦×横×厚さ/バッククリップを除く)。重量は43.7g。USB-C to Aケーブル、USB-Cケーブル、バッククリップなどが付属する。

また、数量限定のキャンペーンとして、銀メッキ銅芯線を使用した8芯編組のLightning to USB-Cケーブルを付属した「BTR5 LC 2021」も通常版と同額で用意。対象店舗はe☆イヤホン、フジヤエービック、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Joshin webショップ、エディオン。