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Acer、裸眼3D立体視のポータブルモニタ。ゲームを3D立体視にする機能も
2022年5月19日 18:00
台湾のAcerは5月18日、裸眼3D立体視が可能な15.6型の4Kポータブルモニターとして、コンシューマー向け「Acer SpatialLabs View」と、法人向け「Acer SpatialLabs View Pro」を発表した。日本では2022年夏に発売予定。
裸眼での3D立体視を実現する没入型体験「SpatialLabs」テクノロジーを搭載した製品。Acer SpatialLabs Viewは、PCゲームやメディアコンテンツ、ユーザーが作成したコンテンツを、2Dから裸眼3D立体視にすることで、ユーザーがこれまで感じていた2Dコンテンツへの障壁や違和感、ギャップを解消し、よりリアルな体験を実現するという。
ゲーマーやクリエイターのさまざまな使用用途を考慮し、パソコンを持ち込むオフラインイベントや製品プレゼンテーションの際にも気軽に持ち運べるように1.5kgに満たない軽量設計を実現。Adobe RGB色域を100%カバーし、輝度も400nitを実現している。
ゲームの世界に3D立体視を導入し、お気に入りのゲームタイトルをさらに深く楽しむための新アプリケーション「SpatialLabs TrueGame」を利用可能。多くのゲームは3次元を意識して、各シーンやオブジェクトに奥行きの情報を盛り込んで制作されているため、この既存の情報を活用して、ゲームを3D立体視で表示するという。ゲームをプレイしていないときは通常の4Kモニターとして使用できる。
ユーザーがお気に入りのゲームをシームレスに楽しめるよう、製品発売のタイミングで定番から最新まで、50種類以上のゲームタイトルごとに専用の3Dプロファイルを用意する予定という。これは今後順次追加アップデートされる。
プラットフォーム自体はユーザーが使いやすい仕様になっているといい、TrueGameアプリケーションを起動し、プレイしたいタイトルに移動して“Play”ボタンを押すだけで、アプリケーションが自動的にユーザーのシステム内の必要なゲームファイルを起動、そのタイトルに関連するTrueGame 3Dプロファイルを有効にして、ゲームを3D立体視で起動する。
フルスクリーンで表示可能な様々なものから、ボタンひとつで3Dコンテンツを生成できるAI技術を搭載したAcer独自の「SpatialLabs Go」も利用可能。「写真は奥行きができ、シンプルなウェブゲームはよりエキサイティングに、オンラインおよびオフラインのビデオはリアルタイムで3Dへ変換することにより没入感を得ることができる」という。手持ちのデバイスで撮影した2Dの写真や動画も、SpatialLabs Goを通じて疑似3D表示ができる。
Acer SpatialLabs View Proは、コンテンツ制作などの社内作業から訪問営業といった社外作業、さらには常設ディスプレイまで、ビジネスシーンのあらゆる段階をサポートするよう設計された。
クリエイターの作業をより快適にするようデザインされており、手元に届いたらすぐに使えるよう、さまざまな主要3Dファイルフォーマットに対応している。さらにUnreal Engineの機能であるDatasmithにも新たに対応した。
こちらも重さ1.5kg未満と軽量で、外出先にも簡単に持ち運びが可能。折りたたみ式キックスタンドにより、さまざまな場所に設置できる。VESAマウントも搭載。