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final、自分だけの音を作る「MAKE1&3」再販。“レシピ”共有するコミュニティも

finalは、自分だけの音を作るイヤフォンシリーズ「MAKE」より、好評につき完売していた「MAKE1」と「MAKE3」の再販を開始する。価格はMAKE1が60,910円、MAKE3が17,120円。予約は5月31日より受け付け、6月8日より販売を開始する。また「MAKE」を存分に楽しむためのコミュニティサイト「MAKER'S」もオープンした。

「MAKE1」
「MAKE3」

MAKE1は、バランスドアーマチュア型(BA)ドライバーを高音用に1基、中低音用に2基搭載したモデル。BAドライバー特有の高い解像度に加え、全体にナチュラルな音質設計を施すことで、クリアで広がりのあるサウンドを実現したという。MAKE3はダイナミック型ドライバー1基のモデル。全帯域を1つのドライバーでカバーするフルレンジ構成だからこその、自然で広がりのあるサウンドを目指した、高い水準でのベーシックを徹底的に追求したモデルに位置づける。

どちらも音を調整するフィルターを交換するだけで音を作ることができる仕組みになっており、MAKE1は77通り、MAKE3は847通り以上の音を作ることができる。

このMAKEシリーズは、チューニングフィルターの組み合わせを「レシピ」として共有すれば、他のユーザーが作ったレシピを再現して、制作者と同様の音を聴くことが可能。2018年に発売して以来好評で、SNSでは「“○○○○(特定の曲”のベースラインを気持ちよく聴くためだけのレシピ」など、個性が光るものも多く共有されており、「当社スタッフも皆様が作成されたレシピを試す度に新たな発見がありました」という。

こういったこだわりが詰まったチューニングレシピについて自由に語る場や、ユーザー同士で情報交換できる場を設けたいという思いから、MAKEを存分に楽しむためのコミュニティサイト「MAKER'S」をスタートさせる。サイト内には参加者同士がコミュニケーションを取れるコンテンツとして「MAKE NOTES」と「NOW PLAYING」を用意する。

MAKE NOTESでは、こだわりが詰まったチューニングレシピについて存分に語るだけでなく、検討中のレシピや完成を断念したレシピの“供養”、レシピ募集や質問の投稿など、MAKEのチューニングに関わる内容であれば自由に投稿することができる。

NOW PLAYINGでは、イチオシの曲や、今日の気分に合わせた一曲、MAKEのチューニングに使用した一曲など、自由なテーマで自分のMAKEと合わせた一曲を投稿できる。

「オリジナルMAKER'Sピンズ」

どちらも投稿に対して、自由にコメントやリアクションが可能。「投稿・コメント・リアクション」はそれぞれがポイントとして加算され、ポイント数に応じてMAKER'Sランク(GOLD・SILVER・BRONZE)が上がり、ランクに応じてオリジナルMAKER'Sピンズがプレゼントされる。ランクは1年ごとにリセットされ、ピンズも毎年リニューアルされる予定。

そのほか、公式ページや動画を用いてMAKEのチューニングの解説を行なう「MANUAL」や、新製品情報やイベント情報を発信する「final NEWS」、イベントの様子やfinal STORE LIVEの動画を紹介する「ARCHIVE」などのコンテンツ、MAKER'S参加者限定イベント等も実施予定。このうち「final NEWS」では開発中の新製品「MAKE4」の最新情報を公開中とのこと。

finalは、「MAKER'Sは、MAKEを自分ひとりだけでなく他のユーザーと共にさらに楽しむことが出来るような場にしたいと考えています。MAKER'Sというコミュニティを、皆さんのチューニングの音や機材の良し悪しというヒエラルキーとは異なる世界で、好きなアーティストの楽曲とMAKEを組み合わせた時の聴こえ方や、自分だけのこだわりチューニングについて熱く語れるような場として、楽しんでいただければと思います」としている。