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847通り以上の“自分だけの音”が作れる、finalイヤフォン「Make」出荷開始
2018年9月28日 18:57
S’NEXTは、finalブランドの「Makeプロジェクト」第1弾の金属製イヤフォン3製品を、28日より順次出荷開始する。価格は、「Make1」が59,800円、「Make2」が32,800円、「Make3」が16,800円。
finalが各地で開催してきたイヤフォン組立イベントの経験を踏まえ、ユーザーが「自分だけの音をつくれる」イヤフォンとして、「Make1」、「Make2」、「Make3」の3機種を開発。音質調整フィルタを交換してチューニングできる仕組みで、組み合わせにより「Make1」は 77通り、「Make2」と「Make3」は847通り以上の音が楽しめるという。
発売に向けた開発費用の支援募集を'17年12月から実施し、1,000人を超えるサポーターから目標金額の1,747%となる3,400万円以上を集めた。出荷が28日より開始となったことについて、同社では「早くサポーターの皆様にお届けしたい一方で、finalとしてのこだわりも追求したいという強い想いを貫いた結果、当初の予定より出荷開始が遅くなったことを深くお詫びします」としている。なお、Makeシリーズの一般販売は12月頃を予定している。
筐体の素材はステンレスで共通。仕上げは「Make1」が鏡面、「Make2」はガンメタリック、「Make3」はマットブラック仕上げとなる。いずれも装着感を徹底的に追求し、「カスタマイズしたかのような自然で圧迫感の無い装着感」を実現する。
ドライバ構成は、「Make1」がバランスド・アーマチュア(BA)×3、「Make2」がBA×1とダイナミック型×1のハイブリッド、「Make3」はダイナミック型×1。
MMCX端子を備え、ケーブルの着脱が可能。付属ケーブルはOFCで、Make1はシルバーコート、残りの2モデルはブラックケーブルとなる。
実際のチューニング方法として、手順ごとに写真や図を駆使し、注意点やNG例も挙げたマニュアルを公式サイトに掲載。初心者でも安心して作業できるという。フィルター選びのために、基本のチューニングをベースに各フィルターごとの周波数特性の変化を示したグラフと、社内テスターによる聴感上の変化を示したグラフも用意している。
さらに、音についての基礎知識から、周波数特性グラフの読み方などを学べるページ「イヤホン・ヘッドホンを知る為の音響学講座」を公開した。