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中野サンプラザ、'23年7月2日閉館

中野サンプラザ

ヘッドフォン祭の会場として、ポータブルオーディオファンにはお馴染みの東京・中野にある、中野サンプラザが2023年7月2日に閉館する事になった。現在、中野駅新北口駅前エリア再整備事業の検討が進められており、市街地再開発事業への円滑な移行を進めるために閉館が決定した。

既報の通り、野村不動産を代表として、東急不動産、住友商事、ヒューリック、東日本旅客鉄道で構成されるグループが、中野区ととも中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業の検討を進めており、2022年度末に都市計画が決定、2028年度内の竣工を目指している。

この計画は、中野サンプラザの敷地だけでなく、中野駅北口エリアの2ヘクタールを超える大規模な敷地において行なわれるもので、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどにより構成される複合再開発事業となる。

音楽やサブカルチャー、食など多様な文化を育んできた中野駅周辺の回遊性を高めることで、さらなる賑わいと交流を創出し、立地特性を最大限に活用した拠点施設整備により、「グローバルな都市活動拠点の形成や地域経済の活性化に寄与していくことが期待」されている。

建物完成予想パース

中野サンプラザは閉館にあたり、「中野サンプラザの記憶を次世代に残していくため」として、今後、閉館記念コンサート、ホールバックステージツアー、中野サンプラザ回顧展、区民向け施設見学会、区立小学校の中野サンプラザを利用したまちづくり学習見学会(社会科見学)、区立中学校の中野サンプラザホールを利用したイベントなどを検討・調整している。