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ドンキ専売の光るBluetoothスピーカ。“マイルドパリピ”向け
2022年7月20日 17:55
アズマは、自社のオーディオブランド「GRAV」より、LEDリングイルミネーション付きのBluetoothスピーカー4機種を、全国のドン・キホーテで7月下旬から発売する。製品をモノとしてだけでなく、使う時の“ノリ”も価値として考える「マイルドパリピ」に向けた製品と位置づける。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,980円前後(税別)から。製品ラインナップと店頭予想価格は次のとおり。
- Ring LED Speaker(型番:GRV-BS01LB) 3,980円前後(税別)
- Double Ring LED Speaker(GRV-BS02LB) 5,980円前後(税別)
- Ring LED Pair Speaker(GRV-BS03LB) 5,480円前後(税別)
- Ring LED Carrying Speaker(GRV-BS04LB) 8,480円前後(税別)
アズマは1978年4月設立の企業で、長年ドン・キホーテなどのプライベートブランド(PB)製品を手掛け、生活家電や調理家電なども展開している。オーディオブランドのGRAVでは、すでに「イルミネーションBluetoothスピーカー(GRV-ILM01)」や、円柱型Bluetoothスピーカーながら本体を2つに分離させステレオ化もできる「TWS Separate Stereo Bluetooth Speaker(GRV-SEP02)」、高級感ある外観が特徴のCDコンポ「Bluetooth CD Mini Component(GRV-CC01BA)」などを展開している。
また同社は、GRAVではないノーブランド製品として、ライティング機能を備えた大型Bluetoothスピーカー「ポータブルLEDパーティスピーカー」も発売済み。同社の小川大介代表取締役は「(光るスピーカーは)日本では馴染みがなく、チャレンジングなところもあったが、評判が良く、月販は400台ほど」と、ユーザーから支持されていることも明かした。
新たに発表した4モデルは、3,980円～8,480円という価格帯、ワンポイントとなるキャッチーさ、持ち運び等の利便性も考慮し、同社が想定する「マイルドパリピ」層に「ノリで買っても良い」と思わせる製品として企画された。
開発にあたっては購入ユーザーやSNS上の声、販売パートナー、外部パートナーなどの意見なども参考にしており、今回は「スピーカーが光った方が良い」「ドンキのスピーカーとミニミラーボールでちょっとしたクラブごっこができる」といった声を踏まえて、4モデルすべてにLEDのリングイルミネーションを搭載。光の色や発光パターンを複数から選択可能で、音と光を同時に楽しめるほか、インテリアとして音楽を流さずに点灯させることもできる。
Ring LED Speakerは、4機種のなかでもっともコンパクトなモデルで、LEDリングは1基。約50mm径のドライバーを1基搭載し、出力は7W。Bluetooth 5.0に準拠し、microSDカードスロットも備える。対応フォーマットはMP3、メディア最大容量は32GB。連続使用時間は約8時間、充電時間は約3時間。充電端子はUSB Type-C。外形寸法は約82×47×107mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約220g、IPX6の防水仕様。充電用USBケーブルが付属する。
Double Ring LED Speakerは、筒型のポータブルスピーカーで、LEDリングは2基。約45mm径のドライバーを2基搭載し、出力は7W+7W。Bluetooth 5.0に準拠し、microSDカードスロットも備える。対応フォーマットはMP3、メディア最大容量は32GB。連続使用時間は約8時間、充電時間は約5時間。充電端子はUSB Type-C。外形寸法は約200×83×85mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約600g。IPX7の防水仕様。充電用USBケーブル、3.5mmステレオミニプラグなどが付属する。
Ring LED Pair Speakerは、Bluetoothスピーカーが2個セットになったモデルで、各スピーカーをワイヤレスでステレオ化できるモデル。LEDリングは各1基。約52mm径のドライバーを各1基備え、出力は2.5W+2.5W。Bluetooth 5.0に準拠する。microSDカードスロットは備えないが、AUX入力を装備する。連続使用時間は約4時間30分、充電時間は約5時間30分。充電端子はUSB Type-C。外形寸法はスピーカー1基が約89×102×165mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約505g。充電用USBケーブル、3.5mmステレオミニプラグケーブル×2などが付属する。
Ring LED Carrying Speakerは、4機種のなかでもっとも大型で持ち運び用のハンドルが付いたモデル。LEDリングは2基。約66mm径のドライバーを2基搭載し、出力は15W+15W。Bluetooth 5.0準拠で、AUX端子、microSDカードスロット、USB端子を備える。対応フォーマットはMP3、メディア最大容量はUSB、microSDともに32GB。連続使用時間は約5時間30分、充電時間は約5時間。充電端子はUSB Type-C。外形寸法は約320×110×180mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約2,000g。IPX5の防水仕様。充電用USBケーブル、3.5mmステレオミニプラグケーブルなどが付属する。
また上述した「ポータブルLEDパーティスピーカー」も、GRAVブランドの「GRV-PS70WA」として、改めてリリースする。価格はオープンプライス。マイク端子を備えるほか、ドラムロールや笑い声、鳥の鳴き声といった“出囃子”に使える効果音も内蔵する。
約165mm径のドライバー×2基と、約38mm径のツイーター×1を搭載し、出力は70W。Bluetooth 5.0準拠で、AUX端子、microSDカードスロット、USB端子を備える連続使用時間は約6時間、充電時間は約5時間40分。充電には専用ACアダプターを使用する。外形寸法は約268×264×614mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約7.5kg。リモコンやACアダプタなどが付属する。
製品発表会には、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)でPB企画開発を担当する鷲津啓介氏も登壇。「音楽を聴くことは、音を鳴らすだけではない。その場を演出することで、より音楽が印象に残ります。友人と集まって音楽を聴くときに、ただ音を聴くだけでなく、一緒に光ってくれると話題にもなりますし、その場も盛り上がり、それが思い出にもなります」と、ライティング機能を備えたスピーカーを販売する意図を明かした。