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ドンキの4K対応チューナーレスTV好調。ユーザーからのダメ出しで製品進化
2022年9月20日 18:06
「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)がメディア向けにプライベートブランド商品の体験会を実施。8月に発売されたチューナーレス4Kテレビや、ユーザーの「ダメ出し」を元に改良を施した見守りカメラの新製品などが展示された。
ドン・キホーテでは、オリジナルブランド「情熱価格」を展開中。OSにAndroid TVを採用し、チューナーを非搭載とした「チューナーレススマートテレビ」を2021年12月より発売し、今年8月には4K対応モデルもラインアップした。4Kモデルは50型(43,780円)と43型(38,280円)の2サイズを用意し、フルHDモデルは32型(27,280円)、24型(21,780円)を販売する。
このチューナーレステレビは、サイズやパネル解像度、搭載OSなどのスペックを、PPIH側から注文して開発されたという。販売状況については、’21年12月発売のモデルのような爆発力はないものの、概ね好調とのこと。
なお、8月に発売されたチューナーレステレビについて、「スペックシートへの記載漏れとなってしまっているが、HDRに対応している」とのこと。近日中にWebサイトの製品概要欄などの情報を更新するとしている。
AV関係の新製品では、ネットワークカメラ「留守番名人」(4,990円)が展示されていた。Web上でユーザーからのダメ出しを募集する「ダメ出しの殿堂」にあつまった声を元に改良された新製品。
スマホからリアルタイムに家の中の様子が見られるネットワークカメラで、前機種「SMAMOTCHER+」の「本体が丸くて倒れやすい」「棚の上に乗せると下が映らない」「製品名も意味がわからない」などの点を改善し、しっかりとした土台を備え、従来よりもカメラが下に振れるようになり、パッケージは1面を使って機能を具体的に紹介するデザインを採用し、価格は据え置きを実現したという。
既発売製品だが、スマホを使用するワイヤレスヘッドフォン一体型のVRゴーグル(4,378円)も販売している。4.7型~6.2型までのスマホに対応しており、YouTubeのVR動画などを楽しめるという。開発チームとしては、今後OSを搭載したVRヘッドマウントディスプレイも展開したいとのこと。
そのほか、キャンプ/アウトドア用品ブランドとして展開している「green stage」ではテントやチェアに加え、バッグ類などを拡充しており、来年にかけてさらに製品数を増やし、ブランドの周知を図っていくという。特別カラーや一部素材の変更などで価格を抑えたコールマンやロゴスなどのブランドとのコラボ製品も扱っている。
販売数が伸びなかったという「やっちまった商品」や、ドンキならではの「クセが強い商品」などの展示も行なわれていた。