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FiiO、デュアルDACで4.4mm出力の小型アンプ。実売約9,900円から

KA2 Lightning

エミライは、FiiO ElectronicsのコンパクトなDAC内蔵ヘッドフォンアンプ2モデルを7月29日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、Lightning端子を備えた「KA2 Lightning」が11,550円前後、USB-C端子の「KA2 Type-C」が9,900円前後。

KA2 Lightning
KA2 Type-C

KA2は、CIRRUS LOGIC製の統合型DACチップ「CS43131」をデュアル方式で採用。DAC、ヘッドフォンアンプを1パッケージ化した統合型チップで、PCM 384kHz/32bit、DSD 256(11.2MHz)に対応する。

CS43131

CS43131は、CIRRUS LOGICのHi-Fi製品ラインに位置し、プリエコー、リンギングを最小限に抑える5種類の切り替え可能なデジタルフィルタや、DSDとPCM間の切り替えノイズを抑制する高品位なボリューム制御、接続された機器を計測して適切な処理を行うACインピーダンス検出機能など、一貫して音質優先の設計が行なわれている。

全長40mm、重さ約10gとコンパクトな筐体に、4.4mmバランス出力端子を搭載。CS43131をデュアル搭載することにより、SN比は125dB(32Ω時)、THD+N=0.0005%(32Ω時)、出力153mW(32Ω時)を達成。上位モデルKA3に迫る能力を獲得している。

USB-C、Lightningのどちらのモデルも、バスパワー駆動に対応。充電不要でケーブルを接続するだけで使用できる。

USB Audio Class 2にも対応し、Windows/Mac/Android/iOS等の幅広いプラットフォームで、ドライバーインストール無しでPCM 384kHz/32bit、DSD128(DoP)の再生に対応。FiiO Music Appなどの対応アプリや、ドライバーをインストールしたWindows PCなどではDSD 256(Native)の再生に対応する。ただし、一部スマホでは外部デバイスへの電源供給に制限があるため、最大音量では電力が足りず音が途切れたり、音が出ない場合がある。

金属製の筐体を採用。放熱性の向上により、長時間の再生でも安定して使用できるという。本体の状態をLEDのカラーで表示するステータスインジケーターも備える。

Androidアプリ「FiiO Control」を使うと、5種類のフィルターの選択、ゲインのHigh/Low切替え、チャンネルバランス調整などを設定可能。