ニュース

HiBy、MQAフルデコード対応DAC内蔵小型アンプ

「FC4」

飯田ピアノは、HiByブランドのDAC内蔵の小型ヘッドフォンアンプ「FC4」を、9月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,000円前後。予約は8月26日より受け付ける。

同ブランドのドングルDACシリーズの中核をなすというモデル。上位モデル「FC5」の音質設計を引き継ぎながら、同ブランドのドングルDACとして初めてMQAフルデコードに対応するなど、機能面で上位機種をしのぐ進化を果たしている。

HiByデジタルオーディオプレーヤーと同等の回路を搭載し、ハイレゾロスレス音楽のためだけに設計されているため、「原曲の持つエネルギーや存在感など、細部に至るまで再現する」という。

DACチップはESS製「ES9218PC」を2基搭載。各チャンネルに独立して出力する。45.158MHzと49.152MHzのオーディオ専用水晶発振器を搭載し、オーディオシステム全体に高精度・低ジッターのクロックソースを提供する。

高効率の28nm USBレシーバーチップと416Mオーディオ専用DSPも採用。高性能と長時間駆動のベストバランスを実現したといい、連携するスマートフォンのバッテリー消費を効果的に抑える。最大768kHz/32bitまでのPCMとDSD 256(ネイティブ)に対応。

出力端子は3.5mmステレオミニと4.4mmバランス。出力電圧は3.5mmが110mW(32Ω)、4.4mmが340mW(32Ω)、SN比は3.5mmが120dB(32Ω)、4.4mmが123dB(32Ω)。再生周波数帯域はどちらも20Hz~90kHz(32Ω)。

USBポートはType-C形状で、Android/iOS/Mac/WindowsでUSBドングル/外付けサウンドカードとしてドライバー不要で使用できる。アプリ「HiByMusic」のUSB専用モードともシームレスに連携し、スマートフォンからFC4へビットパーフェクトなオーディオ出力が可能。

筐体はバウハウスデザインを採用したオールメタルボディ。30ステップの物理ボリュームボタン、再生内容に応じて色が変わるRGBインジケーターライトも備える。外形寸法は65.3×22.1×11.9mm、重さは21.7g。USB Type-A to Type-Cケーブル、Type-C to Type-Cケーブルなどが付属する。

RGBインジケーターライトは再生内容に応じて色が変わる
同梱物一式