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iBasso、デュアルDAC構成の新エントリープレーヤー「DX170」

「DX170」。左からブルー、グレイ、ブラック

MUSINは、iBasso Audioのポータブルオーディオプレーヤー「DX170」を8月26日より発売する。カラーはブラック、ブルー、グレイの3色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。

同社エントリープレーヤー「DX160」の後継機。DACチップには「CS43131」をデュアル構成で採用。最大384kHz/32bitまでのPCM、11.2MHzまでのDSD、MQAの再生にも対応する。

CS43131の強みを活かすように設計したという、OPアンプ+バッファ構成を採用。録音時の臨場感や熱量をリアルに再現し、チューニングは「誰もが音楽を心地よく楽しめるような音色を目指した」という。

オーディオデータ処理にはiBassoが開発した「FPGA-Master」テクノロジーを利用。この技術はオーディオシステム全体を統制する役割を持ち、更にSoC(CPU)から受け取ったデータの処理を行なうことで、データに収録された音声を忠実に再生。また再生そのものの安定化に貢献するという。

また2つのNDK(日本電波工業)製フェムトクロックを利用して全体のオーディオクロックを生成・管理することでジッターを効果的に低減。デジタルオーディオ信号をクリーンな状態に保つとする。

出力端子は3.5mmアンバランス(ラインアウト兼用)、4.4mmバランス、3.5mm同軸デジタル、USB-C。

5型のディスプレイを備え、解像度は1,920×1,080ドット。RockChip製のSoC「RK3566」を搭載。OSはAndroid 11。メモリは2GB。ストレージ容量は32GB。microSDカードスロットを備え、2TBまでのmicroSDカードに対応する。

Bluetooth 5.0準拠でコーデックはAAC、SBCと送信のみLDAC、aptXにも対応する。Wi-Fiは802.11 b/g/n/ac (2.4Ghz/5Ghz)。

連続再生時間は約11時間。充電時間は約1.5時間。外形寸法は124.5×70×15mm(縦×横×厚さ)。重量は約165g。

音響特性は以下の通り

  • 3.5mmステレオ出力
    最大出力電圧:3.2Vrms
    周波数特性:10Hz~40kHz±0.15dB
    S/N比:125dB
    THD+N:0.0004%(2Vrms, 無負荷時)、0.0007%(2Vrms, 32Ω負荷時)
    クロストーク:-115dB
  • 4.4mmバランス出力
    最大出力電圧:6.4Vrms
    周波数特性:10Hz~40kHz±0.15dB
    S/N 比:130dB
    THD+N:0.00022%(3Vrms, 無負荷時)、0.00022%(3Vrms, 32Ω負荷時)
    クロストーク:-125dB
  • 3.5mmライン出力
    最大出力電圧:3.2Vrms
    周波数特性:10Hz~40kHz±0.15dB
    S/N比:125dB
    THD+N:0.00035%(2Vrms, 無負荷時)
    クロストーク:-113dB