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ボーズ、「世界最高のノイズキャンセリング」完全ワイヤレス

「Bose QuietComfort Earbuds II」(トリプルブラック)

ボーズは、世界最高のノイズキャンセリング(NC)を謳う完全ワイヤレスイヤフォン「Bose QuietComfort Earbuds II」を9月29日から順次発売する。価格は36,300円。9月8日から予約を受け付けている。カラーバリエーションはトリプルブラックとソープストーンで、ソープストーンは11月上旬発売予定。

新デザインを採用し、前モデルの約3分の1のサイズになった

まったく新しいデザインを採用しており、イヤフォンは前モデルに比べて約3分の1のサイズとなった。重さは片側6gで、ポケットサイズの充電ケースが付属する。交換可能なスタビリティバンドとイヤーチップによる新しいピースシステム方式を採用したBose Fit Kitが付属し「QuietComfortシリーズの代名詞である、1日中使っていられる快適な装着感を実現した」という。

わずか0.5秒未満で、サウンドとノイズキャンセリングの両方を、ユーザーに合わせて正確にカスタマイズするという「CustomTune」テクノロジーを初搭載した。イヤフォンがケースから取り外されて耳に装着されるたびに起動し、独自のトーンを再生したうえで、イヤフォン内蔵のマイクがユーザーの耳の内部の音響反応を測定する。

CustomTuneテクノロジーは、それぞれの耳の特性にあわせてサウンド周波数プロファイルを完全に最適化するため、ニュアンス、明瞭さ、奥行きを備え、生き生きとしてバランスの取れた、アーティストの意図したサウンドをユーザーの耳に届けるという。

ノイズリダクション信号もユーザーの耳に合わせて調整するため、NC性能も大幅に改善。周囲の同僚の声やバスの車内の赤ちゃんの泣き声、自宅での生活音など、以前は低減が困難だった周波数に対しても「その存在に気づかないほどの打ち消し効果を生み出す」ほか、周囲のノイズ変化にも継続的に反応する。

同テクノロジーのパーソナライズ機能は、Awareモード/ActiveSenseも強化。Awareモードでは外部音の取り込み・調節機能の向上により、周囲の音を限りなく自然に伝える。近くで大きな騒音が発生するとActiveSenseがユーザーの耳に合わせて最適なレベルでNCを強化。騒音が発生している間はノイズを打ち消し続け、騒音が収まるともとの外部音取り込み状態に戻る。

マイクは片側あたり内側に1基、外側に3基の合計4基を搭載。これらのマイクは、不要なノイズを検出、測定し、専用のアルゴリズムを搭載した独自開発の電子回路に送信する。そして小型トランスデューサーと連携し、システムが正確かつ同等の逆位相信号を1秒未満で返すことで、劇的なNC効果を発揮するとのこと。

トリプルブラック
ソープストーン

Bose Fit Kitは、耳の輪郭部に密着するスタビリティバンドと、耳の穴をしっかりと密閉する円錐型のシリコン製イヤーチップからなる2ピースシステム。3種類のサイズからなるイヤーチップとスタビリティバンドが同梱され、組み合わせることで片耳ごとに9種類のカスタマイズができる。アプリ「Bose Music」を使えば、フィットテストができ、密閉状態を確認できる。

Bluetooth 5.3準拠で、コーデックはSBCとAACをサポート。最新のノイズリダクションアルゴリズムにより改良されたボイスピックアップ機能も備え、モバイルデバイスに内蔵された音声アシスタントと連動できる。本体は汗や水に強いIPX4の防滴仕様。

充電ケース(トリプルブラック)

連続再生時間は、イヤフォン単体で最大6時間。充電ケース併用時は最大24時間。充電時間はイヤフォンが2時間、ケースが3時間。20分の充電で最大2時間再生できるクイック充電にも対応した。ケースの充電端子はUSB Type-C。

イヤフォンはタッチコントロール対応で、コンテンツの再生・一時停止・スキップ、ボリューム調整、着信応答、通話終了といった操作が可能。Bose Musicアプリには、ショートカットの設定、ノイズキャンセリングモード、調整可能なEQなどが用意されており、今後も順次新機能が追加される予定という。

外形寸法は、イヤフォンが1.7×2.2×3cm(幅×奥行き×高さ)、ケースが5.9×2.7×6.6cm(同)。長さ30cmのUSB-C(C to A)充電ケーブルなどが付属する。