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FiiO、有線イヤフォンを無線化するBTレシーバーアンプ最上位の2ピン仕様

イヤフォン接続端子部分がMMCXの「UTWS5 MMCX」

エミライは、FiiO Electronicsの新製品として、ケーブルの着脱が可能な有線イヤフォンを、完全ワイヤレスイヤフォンとして活用できるBluetoothレシーバー「UTWS5」の2ピン仕様「UTWS5 2PIN」を、9月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22,000円前後。

2ピンの「UTWS5 2PIN」

UTWS5は、UTWSシリーズのフラッグシップモデルとして開発されたもので、「既存のリケーブル対応イヤフォンをワイヤレス化するという基本コンセプトをさらに推し進め、より高音質でリスニングできるようになった」という。2021年12月にイヤフォン接続端子部分がMMCXの「UTWS5 MMCX」を発売しており、今回の0.78mm 2ピン仕様は、そのバリエーションモデルとなる。

接続端子以外はMMCX仕様と同じ。既発売の「UTWS3」では、QualcommのSoC内蔵のDACを使用して左右独立アンプを搭載するという構成だったが、UTWS5ではBluetoothレシーバーとしては異例の「AK4332」DACアンプ一体型チップを左右独立構成で搭載。低ノイズフロア、高SN比、約40%の出力向上を実現した。

具体的に16Ω負荷時、UTWS3は38mW以上、UTWS5は53mW以上。32Ω負荷時、UTWS3は25mW以上、UTWS5は33mW以上となっている。

Bluetoothチップは、Qualcomm製のフラッグシップ「QCC5141」を採用。前世代QCC3020と比較してワイヤレス通信の安定性が向上したほか、96kHz/24bitのワイヤレス通信が可能なaptX Adaptiveに対応。aptX Voiceテクノロジーにも対応し、通話品質を改善。「音楽リスニングからオンライン会議での通話など、日常の幅広いシチュエーションでご使用いただける」という。

TrueWireless Mirroringも採用。L/Rの子機にマスター/スレーブの関係を作り、スレーブ側は常時マスターの左右反対の信号をミラーリングすることで、マスターとスレーブの関係をシームレスに行き来でき、Bluetoothデバイスとの遅延の低減と、親機子機及び左右の接続安定性を向上させた。

音楽再生に加え、音声通話やゲーミングサウンドなど全てを高品位化するという、Qualcommの新たなオーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応。対応デバイスと連携し、低遅延が必要なシーン向けのGaming Modeが利用可。aptX Adaptive使用時には24bit/96kHzのハイレゾ音源の再生に対応する。

スマホなどのBluetoothデバイスの音量調節とは別に、独自の32ステップの音量調節機能を装備。「自分のリスニングスタイルにぴったりの音量に調節することができる」という。音量レベルは記憶され、電源をオンにするたびに音量を調整する必要はない。

本体側面に大型の物理ボタンを搭載。ボタン機構の改善により、誤タッチを減らしながら、最小限のタッチ操作で再生/停止などの各種機能をコントロールが可能という。

充電ケース

充電ケースは800mAhバッテリーを搭載。イヤフォン本体を3~4回充電でき、本体との合計で最長30時間の連続使用が可能。ケースはワイヤレス充電にも対応する。付属の充電ケースは頑丈なアルミニウム製で、UTWS5本体を保護するだけでなく、取り付けられたさまざまなイヤフォンに対応する容積を備えているため、「充電、ペアリング、切り替えなどの操作が簡単に行なえる」という。

FiiO Controlアプリ、またはFiiO Musicアプリを使用い、チャンネルバランスやその他のオーディオ設定を調整可能。