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FiiO、有線イヤフォンを完全ワイヤレス化する約7,900円のBluetoothレシーバ

耳掛け式Bluetoothレシーバー「UTWS1 MMCX」

エミライは、FiiO Electronicsの新製品として、MMCX端子の有線イヤフォンを完全ワイヤレス化できる、耳掛け式Bluetoothレシーバー「UTWS1 MMCX」を4月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7,900円前後。

MMCX端子を採用したケーブル着脱対応イヤフォンを、完全ワイヤレスイヤフォンとして使えるBluetoothレシーバー。製品にイヤフォン部分は付属せず、ユーザーが手持ちのイヤフォンをワイヤレス化したい時に使用する。

イヤフォンを接続したところ。製品にイヤフォン部分は付属しない

イヤフォンとの接続端子は改良型MMCXコネクターで、通常のMMCXと比較して簡単かつ高信頼性の接続が可能という。なお、今後、ピン外径0.78㎜の2ピンコネクターバージョンも発売予定。

Qualcomm製SoC「QCC3020」を搭載。電力効率の良い設計で、消費電力を抑えながら効果的に電波干渉をシールドすることで、安定した高速データ伝送を実現「あらゆる状況下でも完全ワイヤレス環境をお楽しみいただける」という。また、QCC3020をチューニングする事で、リファレンスデザインと比べ、SN比、ノイズフロア、出力LCR回路を改善。「音楽リスニングや通話時にさらに優れた音質を楽しむことができる」とする。

TWS+にも対応。ソース機器から左右のワイヤレスイヤフォンそれぞれに直接接続でする事で、遅延を抑え、より安定した接続が可能。ただし、TWS+対応製品と組み合わせる必要がある。接続安定性を向上させるために、カスタム仕様のFPC(フレキシブルプリント回路基板)製のBluetoothアンテナも搭載。受信性能を高めている。

Bluetoothバージョン5.0に対応。コーデックはSBC/AAC/aptXをサポートする。通信到達距離は10m。Qualcomm cVc noise cancelling technology対応マイクを内蔵し、通話もクリアに行なえるという。

動作モードの切り替えも可能。「個別モード」では左右別々のBluetoothヘッドセットとして使えるモード。「バイノーラルモード」は通常ステレオよりイマーシブな、囲まれ感の強いステレオ再生ができる。

連続再生時間は8時間、スタンバイ時間は180時間。充電所要時間は約1.5時間。出力は5mW (32Ω負荷時)。重量は片側6.5g。防水ナノコーティングも施しており、「本体の内側と外側を汗や水分全般から保護する」という。充電ケーブルも収納できるキャリングケースが付属するが、バッテリーを内蔵した充電ケースではない。