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iFi audio、DSD/MQA対応のミドルレンジストリーマー

「iFi audio NEO Stream」

トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioブランドより、768kHz/32bitまでのPCMとDSD 512、MQAフルデコードに対応したストリーマー「iFi audio NEO Stream」を9月26日より順次出荷する。価格は198,000円。

ifi audioのミドルレンジシリーズ「NEO」の第2弾製品で、先日開催された「秋のヘッドフォン祭2022」にて世界に先駆け実機展示が行なわれていたネットワークトランスポート兼プレーヤー。クラス最高の拡張性と音質を実現するために、ゼロから設計されている。

クアッドコアARM CoretexプロセッサーとLinuxベースのOSをベースに構築した独自のストリーミングエンジンを搭載。iOS、Androidなど、さまざまな端末で操作でき、アップデートにより、つねに最新化できるという。

DSDネイティブ再生とMQAフルデコード(384kHzまで)に対応したDACも内蔵。搭載されたDACステージ/アナログ出力を介してアンプやスピーカーに接続する方法と、搭載されたデジタル出力のひとつを外部DACに接続する方法の、二通りの運用が可能。後者の場合、「ストリーミングトランスポート」または「ネットワークブリッジ」として機能する。

内蔵DACは、バーブラウン製DACチップの4チャンネルTrue Native設計で、PCMとDSDは別々の経路を通り、DSDもPCMと同様にアナログ変換までネイティブな状態でビットパーフェクトを維持できる。これらのフォーマットはLAN入力だけでなく、Wi-Fiでもサポートする。

Roon Ready認証を取得しているほか、TIDAL Connect、Spotify Connect、Apple AirPlay、HQPlayer NAAにも他王。DLNA/UPnP/OpenHomeにも対応する。

本体背面

入力は2.4GHz/5GHzのデュアルバンドWi-Fi、ギガビットLAN(RJ45端子、M12端子、光ファイバー端子)、USB-A×2、USB-C×1。サービスアップデート用USB-C×1も備える。出力はアナログがRCAシングルエンドと4.4mmバランス。さらにPCM 768kHz/DSD 512に対応した“超ハイレゾデジタル出力”として、I2S-HDMI、USB-A(USB 3.0)、PCM 192kHzに対応した“ハイレゾデジタル出力”として同軸デジタル、光デジタル、AES/EBUを搭載する。

有線でネットワークに接続するためのギガビットLANとしては、RJ45、M12ポートに加え、オプティカルLANも用意。iFi独自の技術が組み込まれており、本体に同梱されるiFi特製のLAN/光ファイバー変換器「OptiBox」と、ルーター/スイッチングハブをLANケーブルで接続し、NEO StreamとOptiBoxを光ファイバーケーブルで接続することで動作する。

2インチのカラーディスプレイを搭載
縦置きにも対応する

本体には2インチの高解像度TFTカラーディスプレイを搭載し、カバーアートを含むさまざまなテキストやグラフィックを表示可能。縦置き、横置きの両方に対応しており、ディスプレイの表示は設置方法にあわせて自動的に90度反転する。

消費電力は最大14W。外形寸法は214×151×41mm、重さは1kg。同じくiFi audio製ACアダプター「iPower II」やOptiBoxと光ファイバーケーブルなどが付属する。

なお、このNEO Streamはアナログライン出力を搭載しているが、ヘッドフォン出力は非搭載。そのためヘッドフォン出力と、さらに充実したアナログ段のライン出力を持つUSB-DAC搭載ヘッドフォンアンプ「NEO iDSD」とのバンドルセットも初回100セット限定で用意する。価格は298,000円で、それぞれを単体で購入するより約35,000円お得という。

NEO StreamとNEO iDSDの組み合わせイメージ