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GRADO、第4世代Xドライバ搭載の「GS3000x」と「GS1000x」
2022年9月30日 18:00
ナイコムは、GRADOブランドのオープン型ヘッドフォン「ステートメント(Statement)シリーズ」の新モデルで、新開発の第4世代「Xドライバー」を搭載し、ハウジング素材も一新した「GS3000x」と「GS1000x」を、10月7日に発売する。それぞれ6.3mm標準プラグモデルと4pin XLRモデルを用意し、価格はGS3000xが306,900円から、GS1000xが184,030円から。
- GS3000x 306,900円
- GS3000x Balanced 333,300円
- GS1000x 184,030円
- GS1000x Balanced 210,100円
GS3000x
ココボロ材に囲まれたメタルチャンバーに、これまでで最もパワフルなドライバーを搭載し「創業以来60年に渡る歴史の中で最高の音質を実現している」というモデル。
ココボロ材は音質特性と生来の質量から、ハウジングの素材として最適で、内部にメタルチャンバーを配置することで、さらに質量を増し、歴代最大サイズのドライバーがコントロール可能になった。このココボロ材は印象的な模様と色合いを持っており、ペアごとに異なる傾向があるという。
搭載するのは、52mm径のXドライバー。ココボロ材の特徴である粘り強さとメタル素材の精密さを表現するため、特別にチューニングされている。より強力な磁気回路や有効質量を減らしたボイスコイル、再構成されたダイアフラムも特徴。これらの部品を初の52mm径ドライバー用に再設計することで効率が向上し、歪みが減少。「音楽の調和が保たれている」という。
再生周波数帯域は4Hz~51kHz、感度は99.8dB/mW、インピーダンスは38Ω、チャンネルバランスは0.05dB。
前モデルからケーブルやヘッドバンドも一新。ケーブルは耐久性を高めた外装に、純度を高めたスーパーアニールカッパー12芯ケーブルを採用した。ヘッドバンドはブラックレザーに、アクセントとしてホワイトステッチが施されている。
ケーブルを含む重さはGS3000xが520g、Balancedモデルが540g。ケーブル長は約1.7m。Balancedモデルにのみ6.3mm標準プラグアダプターが付属する。
GS1000x
GS1000シリーズで初めて、マホガニー材とイペ材を組み合わせたハウジングを採用した。GRADOは、製品開発において多くの木材を研究しており、その中でマホガニー材に対しては、他のどの木材よりも長く向き合い、何世代にもわたって磨き上げてきた技術を持っているという。
過去のGS1000シリーズでは、そのマホガニー材から削り出したハウジングを採用してきたが、GS1000xでは「さらなる至高のサウンドを実現するため」に、耐久性に優れた南米産のイペ材との組み合わせを採用。これにより、マホガニー材は温かみのある音色を、イペ材は木目を通したあらゆる音を受け止める頑丈なベースとして機能する。
50mm口径のXドライバーを搭載。マホガニー材が生み出す温かみを表現するべく、より強力な磁気回路や、有効質量の少ないボイスコイルに加え、振動板も新設計した。
再生周波数帯域は8Hz~35kHz、感度は99.8dB/mW、インピーダンスは38Ω、チャンネルバランスは0.05dB。
GS3000xと同じくケーブルやヘッドバンドも一新。スーパーアニールカッパー12芯ケーブルを採用し、ヘッドバンドはブラックレザーにホワイトステッチが施される。
ケーブルを含む重さはGS1000xが380g、Balancedモデルが400g。ケーブル長は約1.8m。こちらもBalancedモデルのみ6.3mm標準プラグアダプターが付属する。