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アップル、M2チップ搭載の新iPad Pro。124,800円から
2022年10月19日 00:36
アップルは、M2チップを搭載した新iPad Proを10月26日に発売する。サイズは11インチと12.9インチを用意。Wi-Fiモデルの価格は、11インチのストレージ128GBが124,800円、256GBが140,800円、512GBが172,800円、1TBが236,800円、2TBが300,800円。12.9インチは、128GBが172,800円、256GBが188,800円、512GBが220,800円、1TBが284,800円、2TBが348,800円。Wi-Fi + Cellularモデルも用意する。カラーはスペースグレイとシルバーの2色。
11インチはLiquid Retinaディスプレイ、12.9インチはLiquid Retina XDRディスプレイを搭載。解像度は11インチが2,388×1,668ドット、12.9インチが2,732×2,048ドット。11インチはIPS液晶、12.9インチはミニLEDバックライト採用のIPS液晶を採用。2,596分割直下型のローカルディミングゾーンを備え、広色域ディスプレイ(P3)でもある。XDR輝度はフルスクリーン最大1,000nit、ピーク輝度は1,600nit(HDRコンテンツのみ)。
M2チップには、M1より最大15%高速な8コアCPUと、最大35%高速なグラフィックスパフォーマンスを提供する10コアGPUを搭載。CPUおよびGPUとの組み合わせにより、16コアのNeural Engineは、M1に比べて40%多い、1秒間に15兆8千億回の演算が可能で、「これによりiPad Proは機械学習タスクの処理がこれまで以上にパワフルになる」という。
さらに、M1より50%増えた100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を備え、最大16GBの高速ユニファイドメモリに対応。マルチタスキングや大容量のアセットでの作業がさらになめらかになるという。
ハイパフォーマンスを活かし、「膨大な写真ライブラリを編集する写真家や複雑な3Dオブジェクトを扱うデザイナーから、高度な画像処理や分析を行なう医療従事者、グラフィックスを駆使したゲームを楽しむゲーマーまで、最も負荷の高いワークフローでも威力を発揮する」という。
1,200万画素の広角カメラと、1,000万画素の超広角カメラを搭載。カメラでProResビデオの撮影にも対応。ProRes映像のトランスコードが最大3倍高速になり、「コンテンツクリエイターが現場で1台のデバイスを使って映画品質のビデオを撮影、編集、公開できる」という。映像撮影は4K/広角/60fpsまで。ProResビデオ撮影は最大4K/30fpsまでで、ストレージ容量128GBのモデルでは1080p/30fpsとなる。
iPadOS 16を搭載。Apple Pencil(第2世代)を組み合せると、ディスプレイの最大12mm上まで検知。マークをつける前にマークのプレビューを見ることができるようになる。これにより、さらに高い精度でのスケッチや、イラストを描いたりできる。
さらに、スクリブルでApple Pencilを画面に近づけると、テキストフィールドが自動的に大きくなり、手書き文字がより速くテキストに変換される。
iPadOS 16ではさらに、「メッセージ」の大幅なアップデート、メールとSafariの新しいツール、新しい天気アプリケーション、「テキスト認識表示」と「画像を調べる」による写真とビデオを操作するための多くの方法を追加。「ステージマネージャ」を使うと、アプリとウインドウを自動的に整理し、タスク間の切り替えをすばやく簡単にできるようになる。
「リファレンスモード」では、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載した12.9インチiPad Proで、レビューや承認、カラーグレーディング、合成といった正確な色味と一貫した画質がきわめて重要なワークフローで色の条件に合わせることができる。「写真家やビデオグラファーのようなプロのユーザーは、あらゆる細部を現実の世界に近く再現するHDRの画像やビデオを手元ですぐに編集でき、撮影現場の撮影監督は最終的な映像を表すカラープロファイルでコンテンツをプレビューできる」とのこと。
Wi-Fi 6にも対応。Wi-Fi+Cellularモデルは5Gにも対応する。外形寸法は、11インチが247.6×178.5×5.9mm(縦×横×厚さ)で、重量はWi-Fiモデルが466g、Wi-F+Cellularモデルが468g。12.9インチは、280.6×214.9×6.4mm(同)で、Wi-Fiモデルが682g、Wi-Fi+Cellularモデルが684g。接続端子はUSB-C。