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オーテクのイマーシブマイク展示、キヤノン8K VR体験など。Inter BEE 2022
2022年11月17日 14:31
1本で8ch録音するイマーシブマイク
オーディオテクニカのブースでは、マイクを8本搭載し、8chの音声を同時収録できるイマーシブマイク「BP3600」が展示されている。このマイクで収録された音声をタブレットで実際に聴くこともできる。街中を歩く様子や、電車が通り過ぎていく音の距離感などがリアルに感じられた。
また、ボーカル向けのダイナミックマイク「ATS99」も初展示。ハイパーカーディオイド特性を採用しており、中低域に量感を持たせたサウンドで、「歌っていて心地よくなれるマイク」とのこと。
ボーカル用のダイナミックマイクとしては「AE6100」に代わる最上位機になるとのこと。ブースではATS99とAE6100の音を比較できる体験エリアも設けられている。
ゲーミング配信向けに本格参入のRODE
銀一のブースでは、RODE Microphonesの映像制作向けマイクが多数展示。ゲーミング配信向けとして展開するサブブランド「RODE X」のUSBダイナミックマイク「XDM-100」、USBコンデンサーマイク「XCM-50」を披露した。
「XDM-100」と「XDM-50」はマイク内部にオーディオインターフェイスを搭載しているのが特徴。仮想オーディオミキサーソフト「UNIFY」との組み合わせでノイズ除去やカスタマイズが行なえる。
そのほか、ミキサーやオーディオインターフェース、録音、配信などの機能を搭載した音響制作ツール「RODECaster Pro II」や従来の配信向けUSBコンデンサーマイクも展示されている。
8K VR体験ができるキヤノン、シグマには新シネマレンズ
キヤノンブースでは、最新ミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II」に触れられるコーナーや、初のVRレンズ「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」を展示するほか、VRレンズを使って撮影された8K/60pのVR映像を体験できるコーナーが用意されている。
「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」を装着した「EOS R5」4台を連結した展示も。実際にこの組み合わせで360度撮影を行なうためには、精度の高い調整が必要とのこと。
また、現実空間と仮想空間を組み合わせたMR(複合現実)システムの体験コーナーも設けられており、専用のHMD「MREAL X1」を使って楽しめる。
シグマのブースには最新の65mmシネマレンズ「FF High Speed Prime Line 65mm T1.5 FF」と「FF Classic Prime Line 65mm T2.5 FF」を展示。そのほか今回初めて、実際にシグマのレンズを使用しているクリエイターが実例を紹介するコーナーも設けたとのこと。