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HTC、バッテリーを外してメガネ型になるHMD「VIVE XR Elite」

「VIVE XR Elite」

HTC NIPPONは、XRヘッドセット「VIVE XR Elite」の事前予約受付を直販サイトにて、1月6日より開始する。価格は179,000円。配送時期は2月下旬以降。事前予約の特典として、5つのコンテンツ(100ドル以上相当)が付属する。特典は2月15日までの予約が対象。

人間工学に配慮したコンパクトなデザインを採用し、重量バランスも配慮。無段階のIPD(瞳孔間距離)調整や焦点距離ダイヤル機能を備えている。快適な着け心地で、110度の広視野角、両目3,840×1,920ドットの解像度、90Hzのリフレッシュレートによる、滑らかで鮮明な映像を楽しめる。

バッテリーは本体後部に備え、ホットスワップ対応で取り外しが可能。別の電源やバッテリーに付け替えられる。最大バッテリー駆動時間は15時間。充電端子はUSB-Cで、30Wの高速充電に対応する。

バッテリーを外して専用テンプルパッドを取り付けると、USB-C給電で使用できるメガネ型に変形可能。メガネ形状の場合でも、新たに設計されたヒンジでしっかりと装着できるという。

メガネ型の状態

4つの広角トラッキングカメラ、6DoF技術、深度センサー、ハンドトラッキング機能を搭載し、コントローラーには静電容量センサーを装備。あらゆる動きを正確に捉えるという。

物理的なコントローラーとハンドトラッキングの両方に対応するほか、既存のVIVEリストトラッカーにも対応。併用してハンドトラッキングを強化したり、オブジェクトに取り付けてXRでトラッキングしたりできる。今後はフェイストラッカーや愛トラッカーパーツも展開するという。

高解像度でフルカラーのXRパススルーで、リアルとバーチャルを融合。リアルタイムオーバーレイを取り入れたゲームやトレーニングが可能になり、普段使用しているキーボードやマウスとバーチャルスクリーンを組み合わせて、「究極のワークステーションを構築することもできる」としている。

USB-CでPCに接続可能で、VIVEPORTおよびSteamからPC VRコンテンツを利用できる。またWi-Fiを介して、ワイヤレスのPCストリーミングも利用可能。Bluetooth 5.2準拠で、対応Androidデバイスでの、ワイヤレスストリーミングも行なえる。

プロセッサーはQualcomm Snapdragon XR2。メモリは12GB。ストレージ容量は128GB。USB 3.1 Gen-1のUSB-Cを側面ポートとパワーポートの2系統装備。

そのほか、エコーキャンセレーション搭載のデュアルマイク、スピーカーを内蔵。重量はバッテリー込みで625g。本体、コントローラーのほか、バッテリークレードル、ストラップ、マイクロファイバーポーチ、USBケーブルなどが付属する。

VIVE XR Eliteの紹介動画