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DJI、小型で軽い本格ジンバル「RS 3 Mini」。RS 3 Proより約50%軽量
2023年1月10日 22:00
DJIは、携帯性に優れた軽量ハンドヘルドスタビライザー「DJI RS 3 Mini」を発表した。コンパクトかつ800gと軽量だが、「現在市販されている主要カメラブランドの様々なミラーレスカメラやレンズを取り付けられるように設計されている」という。公式サイトなどで予約を受け付けており、販売価格は51,480円。
旅行などでの使用も想定した小型・軽量のジンバル。それでいて、従来のRS 3シリーズと同等の安定化性能を備えており、「旅先でも移動中でも、プログレードのコンテンツ制作が可能」という。
重量は800g以下だが、積載量は最大2kgを実現。第3世代安定化アルゴリズム、1.4型のカラータッチ画面を搭載し、Bluetoothシャッター操作や追加アクセサリーなしでの縦向き撮影にも対応する。
一体型設計で、コンパクトで持ち運びやすいボディを採用。縦向き撮影時の重量は795gで、DJI RS 3 Proと比較すると約50%、DJI RS 3と比較すると約40%軽くなっており、片手でも優れた映像撮影が可能という。ショルダーバッグにも収納しやすく、軽量のため移動時の負担も少なく、屋外での長時間撮影にも適するという。
主要カメラブランドの様々なミラーレスカメラとレンズのセットアップを取り付けられるようになっているほか、パワフルなモーターにより、最大焦点距離までズームしても安定した映像を撮影でき、「ジンバルのバランス調整を繰り返し行なう必要はない」という。
新設計の2層式クイックリリースプレートを備え、縦向き撮影に対応。クイックリリースプレートを垂直アームに取り付けることで、追加アクセサリーを使わず手軽に縦向き撮影ができる。
従来の縦向き撮影モードとは違い、ジンバルの回転角にも制限がなく、より簡単にSNS向けのショートビデオが撮影可能。クイックリリースプレートの上部にはカーブ状の配置ガイドが追加され、このガイドによりカメラが回転してネジが緩むのを防いでいる。
RS 3 Proで確立した独自の第3世代安定化アルゴリズムをRS 3 Miniにも投入。走りながらの撮影やローアングル撮影、ペンライトモードの撮影でもブレのない映像を撮影できるという。
人物を被写体として撮影する際も、滑らかなカメラワークを実行可能。安定した状態で人物をトラッキングでき、ハイアングルとローアングルの切り替えもしやすいという。
3D ロール360にも対応。カメラをダイナミックに360度回転させての撮影にも対応。
ワイヤレスでのBluetoothシャッター操作に対応し、主要カメラブランドの多くのミラーレスカメラと連携可能。ジンバル本体の録画ボタンでカメラの動画・写真の撮影操作を直接行なえるため、素早く撮影を始めることができる。
また、ソニーのカメラと対応パワーズームレンズを使用する場合は、RS 3 Miniのフロントダイヤルを使って、レンズの光学・デジタルズームを直接操作できるため、カメラ制御ケーブルを接続する必要はない。
1.4型フルカラータッチ画面、ジンバルの3種類のフォローモードを切り替えられるMボタン、フォーカス調整を行なえるフロントダイヤルを搭載。
本体側面にはNATOポートを搭載し、DJIのブリーフケースハンドルや外付け補助ライト、マイクのような様々なアクセサリーを接続できる。
ハンドルに内蔵したバッテリーで最大10時間の駆動が可能。充電しながらジンバルを使用することも可能。完全充電までに要する時間は2時間半。
スマホの「Roninアプリ」を使うと、スマートな撮影機能も使用可能。タイムラプスやトラッキング撮影が可能。パノラマ撮影もできる。