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B&W、安定接続と再生時間が進化したTWS「Pi7 S2」「Pi5 S2」
2023年1月25日 17:00
ディーアンドエムホールディングスは、英Bowers & Wilkinsの完全ワイヤレスイヤフォン新モデル「Pi7 S2」と「Pi5 S2」を2月上旬に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はPi7 S2が63,800円前後、Pi5 S2が48,400円前後。
Pi7 S2のカラーはサテン・ブラック、キャンバス・ホワイト、ミッドナイト・ブルー。Pi5 S2はストーム・グレー、クラウド・グレー、スプリング・ライラック。ユニークな機能として、上位機Pi7 S2の充電ケースには、Bluetoothの送信機機能を搭載する。
B&Wは2021年6月に、同社初のTWSとして「Pi7」と「Pi5」を発売。独自開発のドライブユニットとアンプ、DSPを採用したほか、ハイエンドスピーカー「800 Series Diamond」を担当するエンジニアがサウンドチューニングを担当。ハイクオリティなサウンドと、デザイン性の高さで話題となった。
新モデルのPi7 S2、Pi5 S2はこれらをブラッシュアップしたモデルで、搭載するユニットも含め、音響性能は初代と同じ。
「駅構内などの混雑した場所で音切れが発生する」「単体でより長い連続再生時間が欲しい」「アプリの機能を充実させて欲しい」といったユーザーからの要望を受け、S2では大きく4つのポイントを強化した。
1つ目は接続安定性。アンテナ設計を刷新する事で、通信距離を最大25mまで向上。さらに、イヤフォン内蔵バッテリーの容量を25%アップさせ、単体での音楽再生時間が従来の4時間から5時間へと延長された(ANC OFF時)。充電ケースも併用した場合は、Pi7 S2が本体5時間 + ケース16時間、Pi5 S2が5時間 + 19時間使用できる。
さらに、アプリを変更。より高機能な「Bowers & Wilkins Musicアプリ」を使うように統合され、使いやすさがアップ。ヘッドフォンの装着方法などのクイックガイドが用意されるほか、アプリ内での音楽再生にも対応する。
パッケージも刷新。蓋を固定する磁石を省き、プラスチックトレイも廃止。環境にやさしいパッケージになったほか、充電ケースの裏蓋に、装着方法をイラストで表示したクイックスタートガイドを取り付けるなど、使いやすさにも配慮している。
フラッグシップモデル Pi7 S2
Pi7 S2は、BluetoothコーデックとしてSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptiveに対応。「高品位な音源を48kHz/24itのクオリティで耳までお届けできる」という。
B&Wが特別に開発した9.2mmカスタム・ドライバーと、バランスドアーマチュアを組み合わせた2ウェイ構成。さらに、左右合計4基のドライブユニットを、それぞれ専用のアンプによって駆動するバイアンプドライブにより、「高域と低域の干渉を抑え、正確かつ透明感の高い、ワイドレンジなサウンドを実現した」という。
周囲の騒音を自動的に分析し、環境に合わせて最適なノイズキャンセリングを行なう「アダプティブ・ノイズキャンセリング」機能も搭載。ユーザーによるモード切り替えなどは不要で、再生音への影響も最小化。「最適なレベルのノイズキャンセリングが自動的に適用される」という。
アンビエントパススルー機能も搭載。左右合わせて6つの内蔵マイクでノイズレスな通話を実現した。
付属充電ケースにBluetoothトランスミッター機能も引き続き搭載。パソコンや航空機内のエンターテインメントシステムなど、外部オーディオソースとUSB-C、または3.5mmステレオミニプラグで接続。そのサウンドを充電ケースからPi7 S2へ、ワイヤレスで再送信できる。