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オーディオインターフェイス内蔵のコンデンサーマイク。約2.8万円

「iRig Stream Mic Pro」

IK Multimediaは、オーディオインターフェイス機能を備えたコンデンサーマイク「iRig Stream Mic Pro」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28,050円前後。

USB-C接続でWindows、Mac、iPhone、iPad、USBオーディオ対応のAndroidで使用できるコンデンサーマイク。指向性の切り替えが可能で、カーディオイド(単一指向性)、フィギュア8(双指向性)、オムニ(無指向性)、ステレオから選択できる。入力ゲインとカットオフ周波数を選択可能なハイパス・フィルターも装備している。

オーディオインターフェイスとしても機能し、3.5mmステレオミニ端子に接続されたメディアプレーヤー、キーボード、ミキサー、ターンテーブル、他のオーディオインターフェースの出力などを、内蔵マイク、ループバック再生音とミックスして録音、配信できる。

アプリの処理音をルーティング可能な「Loopback+機能」を搭載。スマホやタブレットのアプリの再生音を配信、レコーディングにミックスできるだけでなく、マイク信号をMixBox CS for iPhone/iPadなどのアプリにルーティングしてリバーブ、EQ処理、ノイズ除去を行なえる。その出力をInstagram、Tiktokなどの配信アプリに受け渡すこともできる。

マイクの操作はノブを使って行なう。ノブを押すたびにマイク・ゲイン、ヘッドフォン・ボリューム、ストリーミング・レベル、ループバック、モニター・ミックス・バランス、指向性、ハイパス・フィルターを示すアイコンが表示され、ノブを回すことで各機能が調整できる。ノブを1秒間長押しすればマイクをミュートできる。調整値はLEDインジケーターで表示される。

ノブを5秒間長押しすると、動作モードをステレオ、マルチチャンネル間で切り替えられる。ステレオモードでは、マイク、AUXステレオ入力、Loopback+をステレオにミックスするライブ配信に適したモード。マルチチャンネルモードは、AUXステレオ入力、Loopback+はCh1と2、デュアル・マイク・カプセルそれぞれがCh3と4に送信され、DAWアプリで4トラックのレコーディングやミックスを行なうときに使えるモードとなっている。

AppleのMFi認証を受けており、Lightning接続のiPhone、iPadでは、別売のACアダプタ(iRig PSU 3A)を使うことで、充電しながら配信、録音が可能。

マイク側の端子はミニDIN。外形寸法は55×38×136mm。重量は430g。スタンド、ミニDIN to Lightningケーブル、ミニDIN to USB-Cケーブル、5/8インチ to 1/4インチネジアダプタなどが付属する。