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スマホにマイクをアナログ接続できる「iRig Stream Solo」

iRig Stream Solo

IK Multimediaは、スマホ/タブレットにマイクなどを接続して利用できるライブ配信向けオーディオインタフェース2機種を11月に発売する。価格はともにオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、「iRig Stream Solo」が7,000円前後、「iRig Stream Pro」が26,800円前後。

iRig Stream Solo

iRig Stream Soloは、iPhone/iPadおよびAndroidデバイスで利用できる、アナログ接続の配信向けオーディオインタフェース。本体から伸びた3.5mm 4極TRRSケーブルで、各デバイスに接続。接続はアナログ仕様となるため、Clubhouseなどデジタルオーディオインターフェースの利用が困難なトーク系配信アプリでも利用できる。

入力端子は、ミキサー、キーボード、DJデッキなどを接続できるステレオRCAを装備。ヘッドフォン、マイク付きイヤフォン、iRig Micなどを接続可能な4極TRRSヘッドセット端子も備える。同一デバイス内にて音楽再生アプリなどの信号を配信アプリに戻す、Loopback機能にも対応する。

さらに、3.5mmモノラルTHRU出力も装備し、カメラ、ミキサーなどの他のデバイスに音声を送ることもできる。

本体側面
本体側面

単三電池2本で約50時間使えるため、充電式の電池を用意すれば長時間の配信でも安心して利用できるとしている。

外形寸法は45×105×34mm。重量は74g。

iRig Stream Soloの紹介動画

iRig Stream Pro

iRig Stream Proは、iPhone/iPad、Androidデバイス、PCで利用でき、最大96kHz/24bitに対応。マイク、楽器の両方に対応したファンタム電源付きのXLR/標準コンボ入力端子、ミキサー、キーボード、DJデッキなどを接続するステレオRCA入力、ヘッドフォン、マイク付きイヤフォン、iRig Micなどを接続可能な4極TRRSヘッドセット端子を装備。Soloと同じくLoopback機能にも対応する。

iRig Stream Pro

ステレオ・モードと、マルチ・チャンネル・モードの2種類の動作モードを搭載。ステレオ・モードでは、XLR/標準コンボ入力、RCAステレオ・ライン入力、4極TRRSヘッドセット・マイク入力、LOOPBACKオン時のループバック音がステレオにミックスされる。Instagram、Facebook、Twitchなどの配信アプリにて使用する場合に適したモードとしている。

本体側面
本体側面

マルチ・チャンネル・モードでは、RCAステレオ・ライン入力がCh1/2、XLR/標準コンボ入力がCh3、4極TRRSヘッドセット・マイク入力がCh4と、独立したチャンネルとしてルーティング。GarageBandなどマルチ・チャンネル入力に対応したDAWアプリにて、トラックを分けて録音を行ないたい時に使えるモードとなっている。

マルチ・チャンネル・モードとLoopback機能を組み合わせることで、さらに作り込んだ配信にも対応。例えば、XLR/標準コンボ入力のCh3、4極TRRSヘッドセット・マイク入力のCh4をエフェクト・アプリに入力した後、Loopback機能でCh1/2に戻して配信アプリに入力すれば、iRig Stream ProとiPhone、iPadまたはPC1台だけで「AmpliTubeでエフェクトされたギターの演奏を配信する」、「トーク、ボーカルをVocaLive、MixBoxにてコンプレッサー、EQ、リバーブ処理して配信する」などの使い方もできる。

PCがWindowsの場合は、専用ドライバー「iRig ASIO Driver for Windows」を使用することで、低遅延で利用できるとする。

Lightningケーブル、USB-Aケーブル、USB-Cケーブルを同梱し、iPhone/iPadやPCを使う際にも別途アダプタを用意することなく利用できる。iPhone/iPad接続時にファンタム電源を利用したい場合も、単三電池2本で約20時間使用できるほか、別売の電源アダプタを使用すれば、配信中にiPhone/iPadの充電も可能。

外形寸法は123×67×40mm。重量は146g。

iRig Stream Proの紹介動画