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PS5が累計3,200万台を突破。2022年度の販売目標は1,900万台へ

ソニーは2月2日、2022年度第3四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比で3,816億円増の3兆4,129億円で、営業利益は同364億円減の4,287億円。税引前純利益は630億円減の3,986億円、四半期純利益は194億円減の3,268億円だった。中でも、ゲーム関連事業の売上高では大幅な増収を達成。PS5は第3四半期だけで710万台を売り上げ、12月末までに累計販売台数は3,200万台を突破した。

2022年度3Q連結業績
2022年度第3四半期 決算説明会資料より

ゲーム&ネットワークサービス分野(G&NS分野)の売上高は、前年同期比で4,333億円増の1兆2,465億円。営業利益に関しては、費用増はあったものの、主にファーストパーティー・ソフトウェア増収の影響により、前年同期から234億円増の1,162億円を記録。営業利益見通しを、前回から150億円増の2,400億円に上方修正した。

PS5は2022年12月末までに累計販売台数は3,200万台を突破。この実績を踏まえ、2022年度の通期販売台数見通しを1,900万台に上方修正する。

PS5の普及により、12月の月間アクティブユーザー数(MAU)に占めるPS5ユーザーの割合は、約3割まで拡大。プレイステーション プラスの加入比率やプレイ時間、平均支出額など、PS5に移行したユーザーのエンゲージメント指標は、PS4利用時を大きく上回っているという。また、PS5のMAUの3割弱は、これまでにPS4を使ったことがないユーザー層となっており、PS5の普及が新規ユーザーの獲得も進めたと分析する。

ゲーム&ネットワークサービス分野(G&NS分野)
2022年度第3四半期 決算説明会資料より

エンタテインメント・テクノロジー&サービス分野(ET&S分野)の売上高は、前年同期比で659億円増の7,528億円。販売台数減少によるテレビの減収が影響したものの、為替の影響や販売台数の増加によるデジタルカメラの増収が売上を押し上げた。営業利益は11億円増の、811億円となった。

同分野の2022年度見通しは、売上高はテレビの減収による影響で300億円下方修正して2兆4,800億円。営業利益は11月時点から変更なく1,800億円を見込む。

エンタテインメント・テクノロジー&サービス分野(ET&S分野)
2022年度第3四半期 決算説明会資料より

2023年2月時点での2022年度連結業績見通しは、前回より1,000億円減の11兆5,000億円。営業利益が200億円増の1兆1,800億円に上方修正。税引前利益は前回と変わらず1兆1,200億円、当期純利益は300億円増の8,700億円とした。

2022年度連結業績見通し
2022年度第3四半期 決算説明会資料より