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ソニー、通期営業利益予想を下方修正。'22年第1四半期は増収増益

2022年度 1Q連結業績

ソニーは7月29日、2022年度第1四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比で547億円増の2兆3,115億円、営業利益は同269億円増の3,070億円だった。税引前純利益は82億円増の2,914億円、四半期純利益は64億円増の2,182億円だった。

ゲーム&ネットワークサービス分野 業績

ゲーム&ネットワークサービス分野(G&NS分野)の売上高は、前年同期比で117億円減収の6,041億円。為替影響で579億円の売上増があったものの、アドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売減少、自社制作ゲームソフトウェアの販売減少が影響した。営業利益は305億円の大幅減益があり、528億円。

同分野の2022年度見通しは、売上高が5月時点比で400億円下方修正して、3兆6,200億円。営業利益は500億円下方修正して2,550億円。どちらもアドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売減少などを見込んでいる。

エンタテインメント・テクノロジー&サービス分野 業績

エンタテインメント・テクノロジー&サービス分野 (ET&S分野)の売上高は、前年同期比で240億円減収の5,523億円。為替の影響があったものの、販売台数減少によるテレビの減収が影響した。営業利益も販売台数減少によるテレビの損益悪化があり182億円の大幅減益で、536億円となった。

同分野の2022年度見通しは、売上高は為替の影響で500億円上方修正して2兆4,500億円。営業利益は5月時点から変更なく1,80億円を見込んでいる。

そのほか、音楽分野の売上高は3,081億円、営業利益は610億円。映画分野は売上高が3,414億円、営業利益が507億円。イメージング&センシング・ソリューション分野(I&SS分野)は、売上高が2,378億円、営業利益が217億円。金融分野の売上高が2,978億円、営業利益が813億円だった。

7月時点での2022年度連結業績見通しは、5月時点比で売上高が1,000億円増の11兆5,000億円。営業利益が500億円減の1兆1,100億円、税引前利益は600億円減の1兆700億円、当期純利益は300億円減の8,000億円となっている。

2022年度 連結業績見通し