ガラスと“調和する”透明な吸音材「iwasemi RC-α」

透明吸音材「iwasemi RC-α」

ピクシーダストテクノロジーズは、音響メタマテリアル技術を用いた吸音材「iwasemi」を搭載した、ガラスと調和する透明吸音材「iwasemi RC-α」を、乃村工藝社サポートのもとで開発した。価格はオープンプライスで、2023年5月ごろの発売を予定している。

タイルのように、さまざなレイアウトパターンを作ることができる長方形形状を採用した透明な吸音材で、「ガラスの良さをそのままに音響性能に優れた空間に変えることができる」とする。

音響メタマテリアル技術を応用し、人の声に多く含まれるという500～1kHzの周波数帯に特化した独自の吸音構造を備える。植物由来のバイオエンジニアリングプラスチックを採用することで、環境負荷低減とガラスになじむ高い透明度も実現した。

本体表面のゆらぎ形状が目隠しとなるため、吸音だけでなく、会議室のプライバシー対策として利用できるという。付属の粘着テープを使って簡単に設置できる。

カラーは1色(クリスタル)で、外形寸法は100×20×300mm(幅×奥行き×高さ)、重さは210g。発売に先駆け、4月26～28日に実施される国際トレードショー「オルガテック東京2023」で展示を行なう。