ニュース

Amulech、2万円台でDSD 11.2MHz対応USB DAC

AL-38432SA

PCオーディオ製品の開発・販売を手掛けるAmulechは、最大DSD 11.2MHz・PCM 384kHz/32bitに対応したUSB DAC「AL-38432SA」を、2月27日より発売する。価格は29,000円だが、2月24日時点では26,000円で販売されている。

最新世代のESS製DACチップを搭載したハイレゾ対応のDAC。USB入力のほか、PCM 192kHz/24bit対応の光・同軸デジタル音声入力とRCAアンバランス出力を備える。

前面

搭載DACは、HyperStream II DACアーキテクチャを採用したESS製「ES9038Q2M」。USBコントローラには、Savitech製「SA9137」を採用。

USB接続時は、DSD 11.2MHz・PCM 384kHz/32bitまでのハイレゾデータをサポート。Windows 10/11は付属の専用ドライバ(32/64bit対応)、MACはMAC OS 10.6.8以降のOS標準ドライバで動作。Windows用ドライバは、ASIO/WASAPIも使用可能となっており、より高品位な環境が構築できるという。なお、DSDはDSF、DFF/DIFF(DSDIFF)フォーマットをサポートする。

WindowsではFoobar2000/TuneBrowserなどの、DSD対応音楽プレーヤーを使用することでDSDファイルのネイティブ再生が可能

USB DAC OTG(USB-On-The-Go)機能を備えており、パソコンが無くてもUSB-DAC機能が動作。iPhoneやAndroidスマートフォン、iPadなどの機器を接続すれば、端末からのストリーム音源を高品位にDA変換できる。

ライン出力は、プリアンプ機能により0V~2Vrmsで調整可能。OCL(アウトプット・コンデンサ・レス)仕様で、「ダイレクトなサウンドを低音から高音まで幅広くフラットで、なおかつ32bit幅のダイナミックレンジがあることで、原音に忠実に明瞭な音楽を再現」するという。

背面

音量調整に関しては、SMV(Smoothing-Volume)技術により、ボリューム値の微調整が可能。従来のアナログボリュームのように音量が急激に変化することがない設計とした。また、マイコン制御により電源ON/OFF時のポップノイズも低減した。

フロントには、128×64ドットの0.96インチモノクロ有機ELディスプレイを搭載。入力サンプリングレートやライン出力ボリューム値の表示が行なえる。

全高周波歪率は、0.0005%以下(384KHz/0dB)。THYD+Nは120dBで、ダイナミックレンジは129dB。突起部を含まない外形寸法は、132×110×61mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約400g。ACアダプタ(12V 1.0A)、USBメモリなどを付属する。