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Amulech、2.1万円で電子ボリューム採用のプリアンプ

「AL-DVCN1」

Amulech(アムレック)は、電子ボリュームを採用したプリアンプ「AL-DVCN1」を、4月3日に発売した。価格は21,000円。

本体正面

ロータリーエンコーダを採用した電子ボリュームによるプリアンプ。電子ボリュームにはTI製「PGA2311」を採用している。抵抗式アナログボリュームでは、左右のレベル差によるギャングエラーにより、音が左右でズレてしまうことがあるが、電子ボリュームを採用することで、左右の音量レベル差を解消したという。ボリュームは0~90の91ステップで調整できる。

また抵抗式アナログボリュームでは、アンプの電源をオフにしたあとに、誤ってボリュームノブを回してしまった場合、次回電源をオンにした際に前回と異なる音量で再生されてしまうが、AL-DVCN1では、電源オフ後にボリュームノブを回転させても音量設定に影響せず、電源オン時に設定した数値でランプアップを行ない、前回の同じ音量で再生できる。

本体背面

入出力はアナログRCAが各1系統。最大入力は4.8Vrms、最大出力は3.0Vrms。再生周波数帯域は20Hz~50kHz、出力インピーダンスは600Ω。アッテネーターとしても使用できるほか、スピーカー/ヘッドフォンの左右音量の微調整もできる。

筐体にはOLEDディスプレイを搭載し、現在のボリューム値が表示される。OLED制御モードとして、輝度が暗くなる「Dimmer」、操作せずに最大3分、または5分経過すると消灯する「3min/5min」を備える。

消費電力は0.63W。外形寸法は突起部を含めず132×110×61mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約400g。ACアダプタ(9V 1A)、RCAピンケーブルなどが付属する。