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ゼンハイザー、“コスト約7倍”のUSBマイク「Profile」

「Profile USBマイクロホン」

ゼンハイザーは、プロ向けショットガンマイク「MKE 600」と同じマイクカプセルを採用したUSBマイク「Profile USBマイクロホン」を、4月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は20,000円前後(税別)。クランプ式ブームマイクとセットにした「Profile Streaming Set」も同日に発売する。こちらも価格はオープンプライス、店頭予想価格は30,000円前後(税別)。

本体前面に操作系が集約されている

「あなたのストーリーを伝えよう。あなたの世界を共有しよう」がキャッチフレーズのUSBマイク。追加のソフトなどが不要で、USB Type-Cケーブル1本をつなぐだけでWindowsやMac、iPadOS、Androidと組み合わせて使用できる。

現在、ゼンハイザーが注力しているカテゴリーのひとつが「A4V(Audio for Video)」だといい、多くのユーザーにヒアリングを行なって、課題を抽出して開発。従来のUSBマイクに対する不満点としては「音質に満足していない」や「本体にミュートボタンがない」「ボタンのクリック音が配信に乗ってしまう」「振動ノイズを拾ってしまう」「ソフトウェアが使いづらい」「ブームアームを好きなポジションに設置しにくい」といった声があったといい、Profileではその問題点を払拭したという。

音質面では、上述したようにMKE 600とマイクカプセル「KE 10」を採用。「自然で聴き心地の良い音質で長時間聴いていても疲れにくい」音声を収録できる。マイクカプセルはDSPによって、Profile用にチューニングされており、「アコースティックギターの集音にも最適」という。メタルグリルとウレタンウインドスクリーンを採用することで耐久性を確保し、吹かれ防止機構も備えた。

マイクの指向性は、前面の音だけを拾うカーディオイド。最大音圧レベルは125dB SPL。サンプリングレートは最大48kHz、ビットレートは24bit。

音源から15cm、最大30cm程度の距離で集音するのが理想的といい、マイクから距離が遠くなる分、例えばゲーミングPCのファンノイズなどは相対的に拾いにくいという。

製品単体版にはテーブルスタンドが付属する

マイクカプセルはラバー製ショックマウントサスペンションに支えられており、振動ノイズも軽減。筐体はメタルハウジングで剛性も確保した。これらの構造により、ゼンハイザーによれば「通常のUSBマイクと比べて、約7倍のコストがかかっている」という。

LEDリングも備えた

マイクには、操作時にノイズが乗らないノイズレスのミュートボタンと、ゲインコントロールトリム、モニターバランス調整ボリューム、ヘッドフォンボリュームを装備しており、マイク本体から各種調整ができる。ゲインコントロールトリムには、パワーとオーディオクリップを表示するLEDリングも備える。ヘッドフォン端子は3.5mmステレオミニ。

ブームアームとセットになった「Profile Streaming Set」

Profile Streaming Setに付属するブームアームは、3点ジョイント式で最適な位置にセッティングが可能。マイクの向きも自由に変更でき、重さ500gまでのマイクを取り付けられる。ケーブルマネジメントも装備。またセットには3mのUSB Type-Cケーブルも含まれる。

外形寸法はマイク部が50×152mm(直径×高さ)、テーブルスタンドが98×18mm(同)。Profile Streaming Set付属のブームマイクは長さ780mm、重さは820g。重さはマイクが350g、スタンドが60g。Profile単体に付属するUSB-Cケーブル長は1.2m。Profile Streaming Setにはポーチが付属。

アクセサリーとしてブームアームと、Profileテーブルスタンド、3mのUSB Type-Cケーブルも順次発売予定。いずれも価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ、14,500円前後、4,500円前後、3,000円前後(いずれも税別)。

本体背面にヘッドフォン端子とUSB Type-C端子

YouTuberさっさん「音質にこだわりたい人でも満足できる」

事前にオンラインで行なわれたメディア向け説明会には、チャンネル登録者数13.6万人(2023年4月時点)を誇るYouTuberの「さっさん」氏が登場。先行してProfile USBマイクロホンを使用したといい、「あまり機材に詳しくない人や、これから配信を始めたい人でも簡単に使えます。MKE 600と同じマイクカプセルを使っているので、音質にこだりたい人でも満足できます」と、使用した印象を語った。

「普段から撮影用のマイクにMKE 600を使っていて、非常に信頼しているので、(同じマイクカプセルの)Profileは音質に間違いはないだろうと思っていました。ショットガンマイクはどうしても口元から距離が距離が開いてしまいますが、Profileはブームアームを使って口元に設置できるので、反響音が抑えられたり、声に厚みが出たりしますし、低ノイズで非常にクリアな音声を拾うことができます。音質に関しては、間違いなくトップクラスだと思いました」

「使い勝手についても、ソフトウェアがまったく必要なく、USBでパソコンとつなぐだけで、すべての機能を使うことができます。操作系も(本体の)フロントにボタンやダイヤルが配置されているので、簡単にボリューム調整やミュートができるのは、非常に分かりやすいと思います」

「あまり機材に詳しくない人や、これから配信を始めたいけど、どのマイクを使えば良いのか分からないという人でも、簡単に使えるので、そういった初心者のかたにおすすめです。音質にこだわりたい人でも満足できる音質なので、シンプルに使えて、音質にもとことんこだわりたいという人も満足できる製品だと思います」