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Campfire名機「Andromeda」にデュアル振動板BA、「Andromeda Emerald Sea」

Andromeda Emerald Sea

ミックスウェーブは、米Campfire Audio の新イヤフォン「Andromeda Emerald Sea(アンドロメダ エメラルドシー)」 を4月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は184,900円前後。

名機「Andromeda」の心臓部に最新のドライバー技術であるデュアルダイヤフラムバランスド・アーマチュアドライバーを採用。独自技術のT.A.E.Cと、最新のドライバーに合わせて完全新規で設計されたソリッドボディデザインを組み合わせ、「新世代のAndromeda」として開発されたのがEmerald Seaとなる。

Andromeda Emerald Sea

低域用にカスタムデュアルダイヤフラムBA×2、中域用にカスタムデュアルダイヤフラムBA×1、高域用にカスタムデュアルダイヤフラムBA + T.A.E.C×2の、合計5ドライバーを搭載。

カスタムデュアルダイヤフラムBAは歪みが少なく、安定性と弾力性に優れているという。デュアルダイヤフラムBAは、Andromeda専用に調整しカスタマイズされており、「各ドライバーのスイートスポットを活かし、音の相乗効果を生み出す」という。

ドライバーのパフォーマンスを洗練させるため、3Dプリンターで作られる内部チャンバーを調整。「温かみのあるスイートなアナログサウンドを提供する」という。

筐体は、Campfire Audioならではの角ばったデザインを継承しつつ、Andromedaユーザーの意見を取り入れ、サイズと快適性を向上させた。より小さな面と滑らかな輪郭で構成された新形状で、素材はアルミニウム削り出し。内部パーツの改良による小型化により、「人間工学に基づいた今までで最もフィット感に優れた筐体デザイン」になったという。

また、表面からネジを無くし、精巧に加工されたリングで筐体をまとめている。これは、筐体をスッキリ見せると同時に、快適な装着感にも貢献。「海をイメージし、3Dプリントした手はエイジングされた銅のように加工し、雨風に晒されたギリシャ神話のアンドロメダ像をイメージしている」とのこと。

独自のチューブレス技術T.A.E.Cと、精密さを求められる各ドライバーのハウジングを組み合わせた複雑な構造を3Dプリンターで成型。内部チャンバーやドライバー前方の容積の最適化、音響ダンパーを配置することで、電子部品を使わずに理想的なクロスオーバーを実現したという。

MMCX端子でケーブル着脱が可能。新作ケーブル「Time Stream Cable」が付属。銀メッキ銅導体が透けるクリアのケーブルジャケットに、磨き上げられた金メッキのメタルパーツをアクセントにしている。3.5mm、2.5mm、4.4mm端子の3種類のケーブルが付属。

新しいレザーケース「Dimensional Folding Case」が付属。デュアルポケットのスペースを大きく確保し、マグネット式の留め具がケースをしっかりと閉じるようにするなど、細部が使いやすく進化したという。

新しいパッケージはウッドボックス。オーディオショーなどのイベントで使用されているディスプレイデザインをベースにしたもので、ユーザーがイヤフォンを飾る台として使うこともできる。

再生周波数特性は5Hz~20kHz。入力感度は94dB SPL@1kHz:11.84mVrms、インピーダンスは6.375Ω@1kHz。