ソニー、上位機種と同じ“フロントステレオスピーカー”採用「Xperia 10 V」

Xperia 10 V

ソニーは、Xperiaのミッドレンジモデル「Xperia 10 V」を発表した。カラーはブラック、ホワイト、セージグリーン、ラベンダーの4色。価格や発売時期は各通信事業者の発表を参照のこと。

前機種からの大きな進化は、搭載されるスピーカーが上位モデルと同じく前面に均等に配置される「フロントステレオスピーカー」になったこと。従来は本体下部のスピーカーは下に向かって配置されていたが、ディスプレイ側に配置されたことで、横持ちした際に左右からバランス良く広がるステレオサウンドが楽しめるようになった。

左からブラック、ホワイト、ラベンダー、セージグリーン

フロントステレオスピーカーのイメージ

また、広角レンズのセンサーサイズが従来の1/2.8サイズから1/2サイズに大型化。暗所性能が約60％向上したほか、日中もより鮮明に撮影できるようになっている。なお、カメラは広角のみ26mmに変更。16mm超広角、54mm望遠は従来通りとなっている。広角レンズでは動画撮影時に光学式＋電子式のハイブリッド手ブレ補正が利用できる。

オーディオ面では従来通り、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。立体音響の360 Reality Audio、360 Reality Audio Upmixに対応し、圧縮音源などをハイレゾ相当にアップコンバートするDSEE Ultimateも備える。BluetoothコーデックはLDACに対応し、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を楽しめる。

6型でアスペクト比21：9のHDR対応有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイの明るさは従来機比で約1.5倍に向上した。

容量5,000mAhで、3年経っても新品時と比較して80％を切らない劣化しにくいバッテリーを備えている。

スリムボディはそのままで、外形寸法は153×68×8.3mm(縦×横×厚さ)。重量は2g軽い159gとなり、前機種に引き続き「5G対応で5,000mAh以上の大容量バッテリーを搭載するスマホ」としては世界最軽量を実現した。

なお、Xperia 10 Vのカラーリングは、ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤフォン「WF-C700N」を一緒に持った時に統一感が出るようカラーマッチングさせているという。

左側がラベンダーのXperia 10 VとIV、右側がセージグリーンのVとIV。色合いが大分変わっている

チップセットはSnapdragon 695 5G Mobile Platform。メモリは6GB。ストレージは128GB。IP65/68防水防塵に対応している。

アクセサリーとして、スタンド機能付きカバーも用意している。

スタンド機能付きカバー