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LUMIX「S5IIX」6月22日発売。S5II動画RAWデータ出力対応は6月13日

LUMIX S5IIX

パナソニックは、LUMIX「S5II」をベースとしながら、より強力な動画撮影機能を備え、撮影中にカメラボディの白いロゴなどが被写体に映り込まないようにロゴ部分などを黒くした「LUMIX S5IIX」の発売日を6月22日に決定した。

DC-S5M2X(ボディ)、DC-S5M2XK(標準ズームレンズキット)、DC-S5M2XW(ダブルレンズキット)をラインナップするほか、発売を記念し、キャッシュバックキャンペーンも実施する。

また、S5IIを動画RAWデータ出力に対応させるファームウェアアップデートを6月13日に実施。ファームのバージョンは2.0。このアップデートを利用する場合は、別売の専用アップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」 を購入後 、 本体にアクティベートする必要がある。なお、S5IIXは、このアップデート機能を適用した状態で6月22日に発売される。

S5IIとS5IIXの違い

どちらのモデルも、新開発フルサイズCMOSセンサーと新世代ヴィーナスエンジンを採用。像面位相差AFとコントラストAFを備え、強力な手ぶれ補正やリアルタイムLUT機能などを搭載している事は同じ。

S5IIXのみに搭載している機能として、動画のUSB-SSDへの記録、ALL-Intra動画記録、ProRes動画記録に対応。さらに、無線ライブ配信、USBテザリング、有線ライブ配信もサポート。より強力な動画撮影機能と、ライブ配信向け機能を備えたモデルがS5IIXという位置づけになっている。

さらに、前述のようにオールブラックデザインを採用する。

S5IIファームウェアVer 2.0、S5IIXのプロフェッショナル動画性能

6月13日のアップデートにより、S5IIが動画RAWデータ出力に対応。5.9K、4.1K、3.5Kの12bit動画RAWデータを、ATOMOS製NINJA V+/NINJA V/SHOGUN CONNECT、およびBlackmagic Video Assist 12G HDRへ、HDMI経由で出力できる。

ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAW(ATOMOS製レコーダー)や、Blackmagic RAW(Blackmagic Design製レコーダー)を記録できるため、ポストプロダクションへの対応力や、映像制作のワークフローを強化できる。

さらに、動画RAWデータ出力中に、S5II/S5IIXのモニターやファインダーで映像を確認可能。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用したLUTビューアシスト(モニター)機能での映像確認ができる。

また、S5IIのみの追加機能として、ライブビューコンポジットを追加。設定した露光時間ごとに画像を撮影し、明るく変化した部分を合成して1枚の写真にするもので、露光時間が経過するたびに合成された画像が表示されるため、仕上がりを確認しながら撮影可能。全体の明るさを抑えて撮影でき、明るい夜景を背景にして、星の光跡や時間差で上がる花火を1枚の写真として撮影できる。

S5IIX発売記念、キャッシュバックキャンペーン

キャンペーン対象の購入期間は6月22日~7月30日まで。応募締切は2023年8月20日消印有効。DC-S5M2X、DC-S5M2XK、DC-S5M2XWが対象製品。応募は1人1回のみ。キャッシュバック価格は以下の通り。応募方法などの詳細は専用ページを参照のこと。

  • DC-S5M2XW:25,000円
  • DC- S5M2XK:25,000円
  • DC-S5M2X:20,000円