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LG、AIで映像を最適化する量子ドット4K液晶テレビ。50型18万円から
2023年6月7日 11:10
LG エレクトロニクス・ジャパンは、4K液晶テレビ「QNED85」「QNED80」「QNED75」「UR8000」の4シリーズを7月上旬より順次発売する。価格は各オープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
QNED85シリーズ (ミニLED+量子ドット)
・86型「86QNED85JRA」 72万円前後 7月上旬発売
・75型「75QNED85JRA」 50万円前後 同上
QNED80シリーズ (量子ドット)
・86型「86QNED80JRA」 59万円前後 7月上旬発売
・75型「75QNED80JRA」 38万円前後 同上
・65型「65QNED80JRA」 30万円前後 同上
・55型「55QNED80JRA」 20万円前後 同上
・50型「50QNED80JRA」 18万円前後 同上
QNED75シリーズ (量子ドット)
・43型「43QNED75JRA」 14万円前後 8月下旬発売
UR8000シリーズ (直下型)
・75型「75UR8000PJB」 26万円前後 8月下旬発売
・65型「65UR8000PJB」 19万円前後 同上
・55型「55UR8000PJB」 16万円前後 同上
・50型「50UR8000PJB」 13万円前後 同上
・43型「43UR8000PJB」 11万円前後 同上
QNED85/QNED80シリーズ
最上位のQNED85シリーズでは、ミニLEDバックライトに量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせ、従来の液晶テレビを飛躍的に進化させた。より色の純度を高め、深い黒を再現することで、いままで以上に鮮やかな色を表現する。
QNED80シリーズはミニLED非搭載。86型のみ直下型エリア駆動で、その他のサイズはエッジ型部分駆動となる。
QNED80シリーズにも採用されているナノセルカラーテクノロジーは、変換オーガニックフィルムをパネルに組み込むことで、緑色の純度を高めながら赤色の色域を広げるLG独自の技術。これにより、よりクリアでより鮮明な表現を可能にした。微細な粒子が、RGB発光時に色のにじみから発生する余分な光波長を吸収。RGB各色の純度を高めている。
ともに第6世代に進化した映像エンジン「α7 AI Processor」を搭載。百万もの映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサーが地上波、ネット動画などあらゆるコンテンツにリアルタイムで合わせて、最高レベルの映像と音響で映し出すという。
視聴している映像のジャンル(シネマ・スポーツ・アニメーション・スタンダード)だけでなく、シーン(夜景・街並み・自然・スタンダード)ごとに自動で認識。それぞれのシーンに合う設定を自動で適用する。
音声面でも、AIが今見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽の5つに分類。それぞれのジャンルに合わせたサウンドへ調整し、臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換する。
また、AIサウンドプロも第6世代となり、音色と音の輪郭を補正する「AIクリアサウンド」や、音量によって、高音や低音の聞こえ方が異なるのを均一に聞こえるように自動調整する「オートバランスコントロール」などの新機能を搭載。異なる音声ソースも一定した音量レベルを保って、アプリやチャンネルを切り替えた際に音量が急に変わるのを防ぐ「オートボリュームレベリング」も備えている。
OSは独自の「webOS 23」を搭載。アカウントごとにおすすめのコンテンツが表示されたり、自分仕様のホーム画面にカスタマイズできる「マイプロフィール」機能や、アプリがジャンルごとにまとまった「クイックカード」機能など、見たいものへアクセスしやすくなったという。
動画配信サービスアプリは、Netflix、Disney+、Prime Video、YouTubeなどの従来アプリに加え、2023年モデルでは新たにTVerとWOWOWオンデマンドも追加された。
- Netflix
- Disney+
- Prime Video
- YouTube
- TVer
- U-NEXT
- hulu
- Apple TV
- JOYSOUND.TV
- Weverse
- DAZN
- Paravi
- Twitch
- WOWOWオンデマンド
対応のネット動画アプリ
2つの映像デバイスやコンテンツを同時に表示させるマルチビュー機能も搭載。「地上波放送×Miracastでスポーツ中継を同時に見る」「ゲームをしながら×YouTubeで攻略動画を見る」など、より自由に2画面を活用できる。
別売のLG Webcam(7月上旬発売予定/実売16,000円前後)に対応。接続することで、ビデオ通話で顔を見ながら話したり、オンライントレーニングで自身の動きをチェックしながら運動したりと、テレビの用途を広げることができる。マルチビュー機能と組み合わせてYouTubeでトレーニング動画を見る×Webカメラで自分を映すといったことも行なえる。
チューナー数は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1、地上・BS・110度CSチューナー×2。
HDMI入力は4K/120Hzまで対応するHDMI 2.1を2系統、HDMI 2.0も2系統備える。
QNED75/UR8000シリーズ
プロセッサーには、AIによる映像の自動補正などが非搭載の第6世代「α5 AI Processor」が採用されている。QNED75は量子ドットを搭載(エッジ型)、UR8000シリーズは量子ドット非搭載のLED直下型となっている。
チューナー数は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1、地上・BS・110度CSチューナー×2。