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LG、量子ドットの4K液晶テレビ「QNED80」。50型で15万円前後

55型「55QNED80JQA」

LGエレクトロニクス・ジャパンは5月19日、2022年のテレビラインナップを発表した。ここでは、量子ドット液晶の4Kテレビ「QNED80JQA」シリーズと、エントリーモデルの4K液晶テレビ「UQ9100」シリーズを取り上げる。QNED80JQAは50型、55型を用意し、6月中旬発売。UQ9100は43型、50型、55型、65型、75型を用意し、5月下旬発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はQNED80JQAが15万円前後から、UQ9100が10万円前後から。

量子ドット4K液晶テレビ「QNED80JQA」

  • 55型「55QNED80JQA」 17万円前後 6月中旬発売
  • 50型「50QNED80JQA」 15万円前後 同上

4K液晶テレビ「UQ9100」

  • 75型「75UQ9100PJD」 22万円前後 5月下旬発売
  • 65型「65UQ9100PJD」 17万円前後 同上
  • 55型「55UQ9100PJD」 13万円前後 同上
  • 50型「50UQ9100PJD」 12万円前後 同上
  • 43型「43UQ9100PJD」 10万円前後 同上

なお、同時に発表されたミニLED×量子ドット搭載の4K液晶テレビ「QNED85JQA」シリーズや、4K有機ELテレビについては別記事で紹介している。

QNED80JQAシリーズ

55型「55QNED80JQA」

進化した新基準の量子ドット4K液晶テレビ。量子ドットとナノセルで純度の高い色彩表現を実現し、毎秒120フレーム表示によるなめらかな動きも特徴とする。

変換オーガニックフィルムをパネルに組み込むことで、緑色の純度を高めながら赤色の色域を広げるLG独自の「ナノセルカラーテクノロジー」を採用。よりクリアで鮮明な表現が可能になった。微細な粒子がRGB発光時に色のにじみから発生する余分な光波長を吸収し、RGB各色の純度を高める。

エリアごとに個別に光を制御するLEDバックライトを搭載。QNED80JQAシリーズではエッジ型部分駆動を採用した。

55型「55QNED80JQA」スタンド部

テレビの心臓部とも言える映像エンジンは「α7 Gen5 AI Processor 4K」に進化。何百万もの映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサーが第5世代となり、「地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、最高レベルの映像と音響で映し出す」という。

視聴している映像のジャンル(シネマ・スポーツ・アニメーション・スタンダード)だけでなく、シーン(夜景・街並み・自然・スタンダード)ごとに自動で認識。それぞれのシーンに合う設定を自動で適用する。

そのほか、地上波のスポーツやネット動画で観る映画など、さまざまな映像ジャンルをAIが自動認識して、最適な画質に変換する「AI映像プロ」や、より自然で美しく、鮮やかかつ繊細な色表現を実現する「ダイナミックトーンマッピング」、肌の色をナチュラルに保ちながら、さらに細部までの鮮やかな映像表現を実現する「ダイナミックビビット処理」を搭載。

さらにAIが今見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽の5つに分類。それぞれのジャンルに合わせたサウンドに調整し、臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」も利用できる。

50型「50QNED80JQA」

“新時代のスマートテレビライフ”に位置づける機能として、個人アカウント機能を追加。アカウントごとに設定ができ、リアルタイムAIプロセッサーによって、おすすめコンテンツの表示や、ホーム画面に表示するアプリを好みの仕様にカスタマイズできる。

LG独自のAI「ThinQ AI」も搭載し、テレビに向かって「Hi, LG!」と話しかけるだけで電源のオン・オフや音量調整などの操作が簡単にできる。

動画配信サービスアプリはNetflix、Hulu、Amazon Prime Videoのほか、U-NEXT、YouTubeなどを利用できる。

チューナー数は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1、地上・BS・110度CSチューナー×2。

スピーカーは、フルレンジ×2の2chシステムで、最大出力は20W。

HDMI入力は4系統で、うち2系統が48Gbps、4K120p信号をサポートする。ほかにも、光デジタル音声出力、ヘッドフォン、USB、LAN端子を備える。

消費電力と年間消費電力は以下の通り。

【消費電力と年間消費電力】
・55QNED80JQA:165W 129kWh/年
・50QNED80JQA:135W 134kWh/年

UQ9100シリーズ

75型「75UQ9100PJD」

43型から75型までの5サイズ展開で、「どのお部屋にも置きやすいエントリーモデル」に位置づける。映像エンジンは「α5 Gen5 AI Processor 4K」を搭載する。

75型「75UQ9100PJD」スタンド部
65型「65UQ9100PJD」
55型「55UQ9100PJD」
50型「50UQ9100PJD」
43型「43UQ9100PJD」

チューナー数は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1、地上・BS・110度CSチューナー×2。

スピーカーは、フルレンジ×2の2.0chシステムで、最大出力は20W。

HDMI入力は3系統で、18Gbps、4K60p信号をサポートする。ほかにも、光デジタル音声出力、ヘッドフォン、USB、LAN端子を備える。

消費電力と年間消費電力は以下の通り。

【消費電力と年間消費電力】
・75UQ9100PJD:250W 227kWh/年
・65UQ9100PJD:205W 207kWh/年
・55UQ9100PJD:160W 145kWh/年
・50UQ9100PJD:130W 139kWh/年
・43UQ9100PJD:110W 118kWh/年