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オーテク、ノイズ低減やオートゲイン調整搭載のプロ仕様USBマイク

「AT2020USB-XP」

オーディオテクニカは、周囲環境や収音用途に応じて音質を最適化できるプロ仕様のUSBコンデンサーマイク「AT2020USB-XP」を6月16日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は23,980円。

USBマイク「AT2020USB-X」をプロ仕様にした、単一指向性のUSBコンデンサーマイク。AT2020シリーズを継承した音質と、PCなどへのUSB-C接続で手軽に高音室収音が可能としている。フラットで幅広い周波数特性で、ゲーム実況や、ボイスチャットをしながらのゲームプレイにも活用できる。

新機能として、内蔵DSPによるノイズリダクションとオートゲインコントロール(AGC)機能が追加。ノイズリダクションは3段階とOFFを選択でき、独自で新規開発されたアルゴリズムにより、AT2020から継承した高音質を損なうことなく、空調音やPCファンなどのノイズを低減する。

AGC機能では、話し声の大小に関わらず安定したマイク出力レベルを維持できる。AGCがONになるとマイク前面のLEDが点灯し、80Hzのハイパスフィルターが作動。不要な低域成分がカットされ、特に人の声を中心にした収音に最適としている。

ともにマイク底面のボタンで設定可能で、各機能の状態も本体LEDで確認できる。

情報量豊かなDACを搭載したとし、最大対応サンプリングレートを192kHz/24bitまで広げることで収音環境に合わせて最適な音質に調整できるとしている。

ボリュームコントロール付きのヘッドフォン出力端子を装備。マイクへの入力音声を遅延することなく直接モニタリングできる。

マイクで収音した音とPC音源のバランスを調整できるミキサー音量調整ダイヤルを搭載。PCアイコン側にダイヤルを回すと、接続しているPC音源の音量が大きくなり、マイクアイコン側に回すとマイクの音量が大きくなる。

本体正面に備えているタッチセンサーではミュートが行なえる。マイク部のLEDが収音時は青く、ミュート時には赤く光るため、一目で状態が視認できる。

収音時
ミュート時

外形寸法は52×142mm(直径×高さ)。重量は約375g。スタンド、ポップフィルター(AT8175)、変換ネジ(3/8-16 to 5/8-27)、USB-A to Cケーブル、USB-A to Cアダプタが付属する。対応ショックマウントは「AT8455」で別売り。