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オーテク最上位カートリッジ、MACKIEの初心者も使える“ガチ”デジタルミキサーに注目

オーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2023」が東京国際フォーラムにて開幕。25日までの2日間開催で、入場は無料だが、事前登録が必要となっている。4階では、オーディオテクニカや、オヤイデ電気、音響特機などが展示を行なっている。

オーディオテクニカとオヤイデ電気がアナログ系試聴会

オーディオテクニカは、4階「G404」にてオーディオ評論家や同社説明員による試聴イベントを実施。

ブースでは、アナログのフラッグシップ「Audio-Technica Excellence」シリーズ、MCカートリッジ「AT-ART20」「AT-OC9Xシリーズ」「AT-ART9Xシリーズ」を用意しているほか、ターンテーブル「AT-LP7」やオーディオケーブル「FLUAT700/500シリーズ」のデモンストレーションなども行なわれる。イベントのスケジュールなど詳しくはWebページを参照のこと。

「G401」のオヤイデ電気のブースでは、同社のケーブル類を使用して、レコード再生に特化した試聴会を実施。ゲストに100SOUNDSとFace Recordsを迎えた共同企画として開催する。旭化成株式会社が開発したPULSHUT(高機能不織布)を用いたノイズ抑制シート「NRF-005T」を新製品として展示。使いこなしセミナーも行なわれる。

レコード再生特化の試聴エリア
右側が新製品のノイズ抑制シート
そのほかにも同社製品が展示

MACKIEの初心者でも使える“ガチ”デジタルミキサーなど

「G407/408」ではミニブースのテーブル出展が行なわれており、音響特機では「MACKIE」ブランドのイヤフォン、ヘッドフォンなどに加え、7月発売予定のデジタルミキサー「DLZ CREATOR」を展示。店頭予想価格は122,650円前後。

DLZ CREATOR

「EASY」「ENHANCED」「PRO」の3モードを備え、知識やレベルに応じて表示される設定が変更され、ミキサーを始めて購入した人から、すでにプロの現場でミキサーを使用している人まで活用できるデジタルミキサー。

例えばEASYでは、「マイクのケーブルを背面の端子に差し込んで下さい」といった詳しい案内が表示されるため、表示に従って接続していくだけで設定が完了する。なお、現時点では表示は英語のみとなっているが、夏頃に日本語にも対応するとのこと。

入力はTRS/TS XLRコンボ×4系統、6.3mm TRS/TSステレオ、3.5mmステレオミニを装備。出力は6.3mm TRS/TSメインステレオ出力、ヘッドフォン端子×4系統を搭載。ヘッドフォンアンプが独立しているのが特徴で、個々に入力バランスや音量調整ができる。

USBメモリやSDカードを使った収録のほか、オーディオインターフェイス機能も備え、PCやスマホなどと接続して、レコーディングや配信も行なえる。また、6つのサンプリングパッドも備え、サンプリング音源や自分で用意した音源を割り当てて、配信中にポン出しなどが行なえるという。

ENHANCEDモードやPROモードではより細かい設定が可能に
音響特機のブース全体

そのほか、エービーシーのブースではEchowell Audioのプリアンプとパワーアンプ両方に真空管が使用された一体型コンポ「echo Elite Vi」(138,000円)と、参考展示として同じアンプを採用しながら、モニター部やユニット部を変更して価格を抑えたモデルとして「echo Stream Vi」(価格未定)を用意。また、echo Elite Viの中身を除くことができる展示も用意されている。

参考展示の「echo Stream Vi」
「echo Elite Vi」
中身が見られる展示も

プレシードジャパンのブースでは、Cambridge Audioのインテグレードアンプ「Edge A」の天面を開いた状態で展示。そのまま試聴も行なっており、AVIOTブランドと凜として時雨のドラマー“ピエール中野”がコラボしたヘッドフォン「WA-Z1PNK」(直売88,000円)で音を体験できる。

Cambridge Audio「Edge A」
天面が空いていて、中の構造が見られるように
平面駆動型の“ピッドホン”で試聴できる
サザン音響のブース
ヒビノのブース
世界初展示のクロックジェネレーター「REF10 NANO」。価格は20万円代で、30万円まではいかないくらいのイメージとのこと
AKGのヘッドフォンも試聴できる
G405はセミナールームとして用意されている。