カメラ部が完全分離するジンバル「Feiyu Pocket 3」。一般販売開始

Pocket 3

ロア・インターナショナルは、FeiyuTechのカメラヘッドとリモコンが完全分離してリモート撮影も行なえるジンバルカメラ「Pocket 3」を発売した。価格はカメラヘッド+リモコンのスターターセットが68,900円、カメラヘッドのみが49,000円、スタンダードセットにオプション品が付くコンプリートパックが79,980円。

カメラヘッドが完全分離するジンバルカメラ。86gの軽量設計で、カメラヘッドのみを使用した単独撮影が可能。カメラ底面にはマグネットを搭載しており、金属部分に取り付けられる。

同梱の拡張ベースをカメラヘッドに取り付ければ、リスト・アームバンドを通したりヘルメットに接着することで、さらに多様な撮影スタイルを楽しめるという。1/4インチネジ穴も備えており、三脚も使用できる。

視野角130度の超広角レンズを搭載。撮影に応じて3つの画角を選択できる。動画は最大4K(3,840×2,160ドット)/60fpsでの撮影が可能。有効画素数は1,200万画素。最大4倍のズームに対応する。

高性能3軸メカニカルジンバル機構を採用。3つのモーターが効果的にブレを軽減し、一般的なアクションカメラなどに搭載される電子式補正よりも、さらに強力に手ブレを補正できるという。ジンバル稼働範囲はチルトが-95度～50度、ロールが±45度、パンが-220度～40度。

アクションカメラのように使える4つのモードを搭載し、追従速度がもっとも速く、上下左右に激しく動く撮影に使えるアクティブモード、自転車やバイクでの撮影向けのバイクモード、車載カメラとして衝撃の吸収から、左右へ曲がるときにスムーズに追従する自動車モード、シュノーケリングやダイビングで動画や写真の撮影が可能な水中モードが使用できる。なお、水中で使用する場合は別売の防水ケースが必要。

そのほか、TF/HF/AFモード、タイムラプス/モーションラプス/ハイパーラプス、パノラマ撮影、フェイストラッキング/オブジェクトラッキング、スローモーション、ビューティーモード、モーション遠隔操作、ジェスチャーコントロールといった撮影モードを備えている。

リモコンでは、離れた位置にあるカメラヘッドを操作可能。ジョイスティックで、カメラの方向を自在に制御でき、セルフィーやモトブログなど、角度にこだわった撮影の際に便利に使えるとする。

カメラヘッドとスマートリモコンを連結させた「ハンドスタイル」では、従来のジンバルカメラと同様に、モニター画面を見ながら手持ちで撮影できる。

また専用アプリも用意し、カメラヘッドとスマホをWi-Fi接続することで遠隔操作が可能。撮影したデータは自動でスマホに転送され、動画編集やSNSのシェアも簡単に行なえる。

microSDカードスロットを備え、最大512GBまでのmicroSDカードが利用できる。

PCとUSB接続すればWebカメラとしても使用でき、1,080pの解像度で鮮明に捉えるとしている。

カメラヘッドのみでは約60分、リモコンと連結した状態では120分の連続撮影が可能。モバイルバッテリーで給電しながらの撮影にも対応し、長時間のタイムラプス撮影なども行なえる。