JEITA、2009年3月の電子機器国内出荷を発表

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2009年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。

　民生機器の出荷金額は前年同月比85.2%の2,418億円で、6カ月連続のマイナスとなった。また、地上デジタルテレビ放送受信機の3月の出荷実績は154万7,000台。

　映像機器の国内出荷金額は、前年同月比95.3%の1,777億円で2カ月連続のマイナス。音声関連機器は、同82.7%の146億円で、8カ月連続のマイナスとなった。

　3月のカラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)の出荷台数は、前年同月比112.8%の103万1,000台で、先月に引き続き2桁伸長を維持。液晶(10型以上)、PDP、CRTの構成比は、90.3%、9.1%、0.6%。

　液晶は、10型以上の出荷台数が前年同月比114.2%の93万1,000台と、好調を維持。37型以上は、同101.8%の23万1,000台。PDPの出荷台数は同127.1%の9万3,000台となっている。

　DVDビデオは前年同月比58.8%の25万2,000台で12カ月連続の前年割れ。うち録再機は同49.5%の11万台、再生機は同68.8%の14万2,000台となっており、録再機が12カ月連続、再生機が11カ月連続の前年割れとなっている。

　Blu-ray Discを中心とした「次世代光ディスクレコーダ/プレーヤー」の出荷台数は、前年比282.4%の21万7,000台と引き続き好調に推移。数量ベースで、DVDビデオと合わせた光ディスク市場全体の46%を占めた。

　地上デジタル放送受信機の出荷実績は154万7,000台で、内訳はテレビが前年同月比117.4%の101万9,000台、単体チューナが同106.4%の1万3,000台、STBが同116.1%の17万5,000台。デジタルレコーダが同48.6%の9万9,000台、次世代光ディスクレコーダが21万台で、BDレコーダがDVDレコーダの出荷台数を上回っている。チューナ内蔵PCが同83.1%の3万1,000台。地上デジタルテレビのテレビ全体に占める割合は98.9%。

　参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2009年2月出荷台数は229万4,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2009年3月の出荷台数は13万3,000台。

　ビデオカメラは前年同月比92.8%の14万8,000台で、前年割れとなった。全体の7割を占めるハイビジョン対応機種は堅調に推移したが、非対応機種の落ち込みが大きく、カバーできなかったのが要因としている。

　デジタルオーディオプレーヤーは同84.2%の45万5,000台で、4カ月ぶりにマイナスに転じた。うち、96%の43万7,000台がフラッシュメモリ搭載型となる。

　カーナビは前年同月比72.5%の33万9,000台で6カ月連続のマイナス。HDD他タイプ、DVD-ROMタイプの台数構成比は90.3%、9.7%。