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DJI、249g未満で全方向障害物検知対応ドローン「Mini 4 Pro」

「Mini 4 Pro」

DJI JAPANは、重さ249g未満で携帯性に優れた小型ドローン「Mini 4 Pro」を、9月26日に発売した。価格はスマートフォンと組み合わせて使用するコントローラー「DJI RC-N2」付属モデルが106,700円、ディスプレイ付きコントローラー「DJI RC 2」付属モデルが128,700円、DJI RC 2に追加バッテリー×3などが付属するFly Moreコンボ Plusが158,180円。

有効4,800万画素の1/1.3型CMOSセンサーを搭載。新しい画像処理プラットフォーム、デュアルネイティブISOフュージョン技術により、4K/60fpsのHDR動画、4K/100fpsのスローモーション撮影ができる。レンズ絞り値はf/1.7。ナイトモードのノイズ低減アルゴリズムにより、低照度環境でもクリアな映像を撮影できるという。

縦向き撮影にも対応しており、画質を犠牲にせず、縦向きの写真や動画を撮影できる。写真撮影時は最大2倍、動画撮影時は最大4倍のデジタルズームも利用可能。

10bit D-Log Mでの動画記録に対応し、プログレードの後編集が可能という。HDRイメージング、シーン認識などの技術を組み合わせたスマートフォト技術により、4,800万画素RAW写真撮影もできる。

内蔵ストレージは2GBで、microSDカードスロットを備える。

全方向障害物検知に対応

本体には複数の広角ビジョンセンサーと1組下方ビジョンセンサーを備え、全方向で障害物検知に対応。高度操縦支援システム(APAS)により、自動ブレーキや障害物を迂回しての移動が可能で、飛行時の安全性を高めている。

スポットライト、ポイント オブ インタレスト(POC)、ActiveTrack 360度の3つの直感的な撮影モードに対応。上述の全方向障害物検知により、障害物を回避しながら、よりスムーズかつ安定したトラッキングを実現した。

飛行時間は、標準のインテリジェントフライトバッテリー使用時で最大34分で、インテリジェントフライトバッテリーPlus使用時は最大45分。なお、フライトバッテリーPlus使用時は、機体重量が249gを超える。

フラッグシップレベルのDJI O4映像伝送技術により、最大20km先からでも滑らかな1,080p/60fpsのフルHDライブ映像伝送ができる(日本国内では最大10km)。ウェイポイント飛行やクルーズ制御、アドバンスドRTHも利用可能。

「LightCut」アプリを使えば、AI技術を使いながら、ワイヤレスで動画編集が可能。「アクティブトラックやマスターショット、クイックショットなどの映像を統合し、ワンタッチで魅力的な動画を生成できる」という。アプリでは、映像にあった音楽やテンプレートが自動で追加されるため、効率的で高品質な映像制作ができる。映像をダウンロードする必要もないため、スマートフォンの空き容量も確保できる。

外形寸法は、展開時(プロペラあり)で373×298×101mm(幅×奥行き×高さ)、折りたたみ時(プロペラなし)で94×148×64mm(同)。オプションとして100度FOVの広角レンズやNDフィルターセット、360度プロペラガードを用意する。