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ザクティ、メガネに装着できる小型ウェアラブルライブ映像デバイス

小型のウェアラブルライブ映像デバイス「CX-WL100」

ザクティは、メガネにも装着できる小型のウェアラブルライブ映像デバイス「CX-WL100」と、独自の配信サービスを組み合わせた「Xacti LIVE」を業務向けに10月20日から発売する。CX-WL100単体価格は198,000円。料金プランは、基本プランが、本体購入と遠隔支援アプリ「Xacti Booster Package」(サブスク)の12カ月以上の契約が条件で、初期費用108,900円、月額4,378円。

小型映像デバイス「CX-WL100」は、メガネフレームをはじめ、帽子、自撮り棒、スーツ、ヘルメットなど、様々な場所に取り付けられ、装着者の目線映像をリアルタイムに遠隔地と共有できる。データの伝送にはスマートフォンなどを活用。対応OSはAndroid、iOS。

クリアな音声通話も可能で、オフィスや自宅にいながら、遠方にいる装着者に指示を出すなどの業務も可能になる。人の移動を伴う業務が最小限になることで時間とコストの削減が実現できるほか、「記録された目線映像が貴重な技術資産となって、少子高齢化に伴う技術継承の課題解決の糸口になる」という。

CX-WL100はカメラヘッドと本体が分かれており、ケーブルで接続されたスタイル。カメラヘッド部分は29gと軽量。ザクティ独自の画像処理技術による高いブレ補正や水平維持機能を備え、安定した映像を伝送可能。例えば装着者が障害物を避けるために大きく体を傾けたとしても、伝送される映像は水平を維持できる。

遠隔支援アプリ「Xacti Booster Package」を使い、CX-WL100で撮影した目線映像を、遠隔支援に活用できる。これまで、ワンタッチ接続サービスやクラウド録画機能として提供していたサービスを統合し、「見る側に快適な機能を進化させ、リアルタイム配信による遠隔支援がさらに実用的になるアプリ」になるという。

通信状況に応じて最適な画質設定に自動調整する機能のほかに、リアルタイム映像を閲覧する本部側からWebアプリを通して遠隔地にある映像デバイスを制御し、光学ズーム級の高品質映像をリアルタイム配信する事も可能。一般的な閲覧者側での電子ズームと異なり、画質劣化が少なく細部まで鮮明に見えるという。

マルチビュー・マルチアクセスも可能。複数の現場映像を、GPSの位置情報とともに1画面に表示。本部長/現場監督/スーパーバイザーが一度に複数拠点を確認する事も可能になる。

このXacti LIVEは、10月17日~20日に幕張メッセで開催される「CEATEC 2023」のザクティブースにも展示予定。