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株式会社ザクティ発足。三洋DIが社名変更

デジタルカメラ/ムービーカメラのOEM開発など

 三洋DIソリューションズは1日、社名をザクティに変更し、事業を開始した。

 同社は、パナソニックグループ 三洋電機のOEM(相手先ブランドによる製造)によるデジタルカメラ、デジタルムービーカメラ事業会社として運営していたが、'12年12月に「競争力を維持してブランドメーカーにより優れた製品を提供するためには、三洋DIの技術力や顧客とのパイプを最大限に生かし、事業をさらに発展させることが出来るパートナーのもとで事業運営することが望ましい」として、事業譲渡が決定していた。

 3月31日付けで三洋DIは、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合によるファンドが出資する特別目的会社株式会社AP26に譲渡された。4月1日から新体制での事業運営となるにあたって、パナソニックグループへの統合以前に三洋電機のデジタルカメラ/ムービーカメラで利用されていたブランド「ザクティ」を冠した社名に一新した。

 事業内容は、相手方ブランド(OEM)によるデジタルカメラ及びデジタルムービーカメラの開発・製造・販売など。代表取締役社長には旧三洋DIソリューションズ 代表取締役社長の西山隆男氏が就任。また、代表取締役会長に伊佐治岳生氏が就任する。

 資本金は71億6,300万円、従業員数は507名。西山社長は「当社が持つ高い技術力、商品企画力および製造力を最大限活かし、お客様であるブランドメーカーに対してより高付加価値の製品を提供することにより、事業をさらに発展させたい」としている。

(臼田勤哉)