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エプソン、“邪魔しない”壁際設置プロジェクタ。4K/レーザー光源でAndroid OS内蔵

EH-LS650(ブラック)

エプソンは、3LCD方式の家庭用プロジェクター・dreamioの新商品として、壁の前に置くだけで大画面映像が楽しめる「EH-LS650」を、10月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は33万円前後。カラーはブラック(B)とホワイト(W)。

2020年11月に発売した、Android搭載プロジェクター「EH-LS300」(約26.4万円)の後継機。壁際設置の短い投写距離でも、大画面のホームシアターを実現する超短焦点性能と、レーザー光源による3,600ルーメンの明るさを継承しつつ、表示解像度をフルHDから4Kへ強化。

さらに、投写時の歪みを補正する機能や入力遅延を軽減する設定を加えるなど、プロジェクターとしての基本性能をブラッシュアップさせている。

EH-LS650(ホワイト)

なお、今回の新モデル発売に合わせて、超短焦点プロジェクターと組み合わせる専用スクリーンもオプションで用意する。16:9アスペクト比の100型サイズ(型名:ELPSC35)で、店頭予想価格は143,000円前後を想定している。

壁際設置で“暮らしを邪魔しない”27cmで100型投写

壁際に置くだけで、リビングの壁をホームシアターにできる短焦点性能が最大の特徴。

映像を映していないときは、リビングやインテリアの邪魔をしないため、住空間へのこだわりが強いユーザーにも最適とのこと。投写距離は、27cmで約100型の映像表示が可能。最大で120型までの大画面を映すことができる。最小サイズは60型。

専用アプリとプロジェクターを組み合わせることで、投写した映像の歪みを補正する「Epson Setting Assistant」も新たに搭載。

超短焦点モデルは、短い距離から角度を付けて投写するため、映像歪みが生じやすい。Epson Setting Assistantは、LS650が投写した補正用パターンをスマホアプリで撮影。すると、その歪み具合を基にLS650が自動で投写映像を補正してくれる。難しい調整なしに歪みを補正できるようになっており、前モデルよりも更に使いやすさを向上させた。

使用パネルは、0.62型/1,920×1,080ドットのワイドポリシリコンTFT液晶3枚構成。専用デバイスを高速振動(0.5画素分斜めにシフト)させる事で画素ずらしを行なう「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載し、4K相当の表示を実現。入力信号も最大4Kまでをサポートした。

超短焦点モデルの上位機「EH-LS800」と同じ画像処理チップを採用。高性能なチップを使用することで、高画質な映像描写に寄与しているという。

また新モデルでは、HDR映像を最適に表示する「ダイナミックトーンマッピング」も新搭載。映像モードも、従来の5モード(ダイナミック/ビビッド/ブライトシネマ/シネマ/ナチュラル)から、4モード(ブライトシネマを削減)に整理した。ゲームを快適に表示できるよう、入力遅延も改善させており、20ms以下の低遅延設定も新たに搭載している。

HDR映像を最適に表示する「ダイナミックトーンマッピング」を新たに搭載
映像モードは4モードに

長寿命・高輝度のレーザー光源を採用し、明るく、高コントラストな映像投写を実現。全白・カラー共に最大3,600lmの明るさを備えた。

Android OSを内蔵。ネットワーク環境を用意すれば、購入直後からYouTubeなどのネット動画が大画面で楽しめる。Google Playから動画配信サービスアプリをインストールすれば、ABEMAやDisney+、Prime Videoなども視聴できる。

内蔵スピーカーは、前モデル同様にヤマハ製の2.1chスピーカーを採用。サランネットの素材をファブリックからパンチングメタル製に変更しており、セリフなどの声がよりクリアに聞こえるように再チューニングしたという。この内蔵スピーカーは、Bluetoothスピーカーとしても利用可能。

HDMI入力は2系統で、入力2はARC/eARCに対応。HDMIのほか、USB-A×3(1系統はDC Out)、光デジタル出力を装備する。動作音は最大36dBで、最小時は23dB。

背面