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ラディウス、重低音重視のリケーブル対応イヤフォン。3.3万円
2023年10月20日 18:00
ラディウスは、重低音が特徴のVOLTシリーズのイヤフォン「HP-NHR41」を10月下旬より発売する。カラーはブルーグレーとブラック。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は33,000円前後。
音色の特性を表現した筐体のダイナミックな形状コンセプトを継承しながら、全体にしっとりとした質感のユニカラーをまとい、ハイグレードモデルとして新たな姿に生まれ変わったとしている。
ドライバーの構造や振動板の材質を一から見直し、ポテンシャルを最大限に引き出す独自のアコースティック構造を取り入れることで、「高次元のハイレゾ重低音サウンドに到達した」という。
PEI(ポリエーテルイミド)振動板のドーム部にグラフェンをコーティングしたダイナミックドライバーを搭載。PEIは一般的なPETと比較して、密度が小さく軽量で、内部損失が大きいため、優れた音響特性を示すとする。
ドーム部には軽くしなやかで、ダイヤモンドを超える強度を持つグラフェンをコーティングすることで、ローリングなどの偏った振動を抑制するとともに、伝搬速度を向上させ、繊細に伸びる高音とトランジェント特性に優れた、切れのある艶やかな中低音を再生するという。
音を劣化させることなく送り出すために、TPE製のダンパー部品を搭載。アコースティックダンピングオプティマイザーは、音波の伝達経路であるフロントハウジングの内部空間の容積を最適化。肌に近い硬度のTPE素材により、音質に悪影響を及ぼす経路内での不要な反射を軽減する。
ドライバーユニットからポート出口までを同一直線上に配置するアキシャル(同軸)構造を採用することで、音波のロスを極限まで抑え、ドライバーユニットのポテンシャルを最大限に引き出すとしている。
音響工学の原理に基づき、効果的に音質を調整するために、レゾナントティンバースカルプター構造を採用。緻密に設計されたチャンバーとエアダクトを備えたバックハウジングは、ドライバーユニット背面で発生する気流によって「ヘルムホルツ共鳴」を誘発し、その共振周波数を活用したチューニングを施すことで、特に高音域における伸びやかな響きと固有の音色を実現したという。
イヤーポートに設けた突起により、イヤーピースの装着位置を2段階で調節可能。人それぞれ異なる耳の形や大きさに柔軟に対応し、快適な装着感で音楽を楽しめる。
一般的なイヤーピースと比較して、耳のより奥の広いエリアでフィットする独自形状により密閉性が向上。豊かな低音再生とイヤフォンの落下防止を両立する安定した装着感を実現した。
純度99.9999％(6N)以上の単結晶銅導体を使用した着脱式のMMCXコネクタケーブルを採用。単結晶銅は、特別な鋳造方式により音声信号伝送方向の結晶粒界(結晶同士の隙間)をなくし、不純物の混入等を低減した導電性に優れる極めて純度の高い導体で、一般的なTPC(タフピッチ銅)と比較して、伝送ロスが少なく、高いSN比により、「出力される音声の解像度の向上が期待できる」とのこと。プラグ部は3.5mmステレオミニ。
再生周波数帯域は5Hz～50kHz。出力音圧レベルは114±3dB(@1KHz/126mV input)。インピーダンスは16Ω±20％。重量は約15g。ディープマウントイヤーピース(XS/S/M/L)、ケーブルクリップ、マイクロファイバーレザー製のイヤフォン収納ケースなどが付属する。
