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ラディウス、ズレないながら聴きワイヤレスイヤフォン。約8980円

「HP-H100BT」ブルーグレー(左)、ブラック(右)

ラディウスは、ネックバンド式のながら聴きワイヤレスイヤフォン「HP-H100BT」を12月中旬に発売する。カラーはブルーグレー、ブラックの2色。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,980円前後。

ランニングなどのアクティブシーンでも音楽が楽しめるオープンイヤー型のワイヤレスイヤフォン。ドライバーユニットから発する音の方向を一定に保つ独自構造により、安定した楽曲再生を楽しみながら、周囲の音を聞けるという。

一般的な、ネックバンドやフックを耳にかけて着用するオープンイヤー型イヤフォンは、頭部の動きによって筐体が定位置から容易に動いてしまい、ドライバーユニットの発する音の方向を保つことが難しいため、特にランニングなどで安定した音楽体験が得られないという課題があったという。

HP-H100BTでは、ネックバンドの張力によるソフトな圧力に加え、リング形状のシリコン製イヤーピースで筐体の装着位置を浮遊した状態で安定させる独自構造「フローティングフィットシステム」を採用。これにより、筐体から伸びるリング形状のイヤーピースが耳甲介にぴったりと収まり、耳の大きさや形状に関係なく、耳から浮遊したドライバーユニットを内蔵する筐体を理想的な位置に保持。

耳が受け取る音の方向を安定させることで、ランニングやエクササイズ時でも筐体位置のずれや音質の変化によるストレスを感じることがなく、オープンイヤー型イヤフォンとは思えない臨場感あふれる高音質再生を実現したとしている。

ドライバーは14.8mm径ダイナミック型で、カーボンファイバーペーパードーム振動板を採用。高剛性で軽量かつ寸法安定性に優れたカーボンファイバーペーパーをTPU振動板のドーム部に貼付することで、伝搬速度と内部損失の理想的なバランスを実現。カーボンファイバーペーパードームとTPUエッジのしなやかなストローク性能により、付帯音の少ない豊かな低音と繊細な中高音を両立したとする。

左側の筐体にマイク2基を装備。ビームフォーミング技術により、通話時に話者の声の方向にマイクの指向性を持たせることで、周囲からの方向性の高いノイズ(人の声やクラクションなど)を抑制。AI技術で人の声と環境音を自動的に識別し、拡散性の高いノイズ(雨音や街の騒音などの環境音)を効果的に抑制できるため、クリアな音声通話が可能としている。

Bluetooth 5.3準拠で、プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPをサポート。コーデックはAAC、SBCに対応する。マルチポイント接続対応で、2台のデバイスに同時接続できる。

最大連続再生時間は11時間で、充電時間は約1.5時間。充電には専用のマグネット式ケーブルを使用する。

そのほか、IPX4相当の防水対応。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。イヤーピース(S/M/L)、ケース、充電ケーブルなどが付属する。