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ソニー・ホンダEV「アフィーラ」日本初の一般公開。ジャパンモビリティショー開幕

「アフィーラ(AFEELA)」プロトタイプ

10月25日、東京ビッグサイトで「ジャパンモビリティショー2023」(旧東京モーターショー)が開幕した。ソニー・ホンダモビリティのブースでは、新型EV「アフィーラ(AFEELA)」プロトタイプが日本で初めて一般公開されている。

ジャパンモビリティショー2023の会期は11月5日まで。25日と26日はプレスデーで、27日は特別招待日、28日からが一般公開日となる。入場料は一般当日券が3,000円で高校生以下は無料。小学生以下も無料だが保護者の同伴が必要となる。一般向けには割安な「アフター4」入場券(1,500円)なども用意されている。

会場に展示されているのは、ソニー・ホンダモビリティの新ブランド「AFEELA(アフィーラ)」のプロトタイプで、今年1月にアメリカ・ラスベガスで行なわれた「CES 2023」で発表されたモデル。

同社は、このプロトタイプをもとに開発を進め、2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売する予定。デリバリーは2026年春に北米でスタートし、2026年内には日本でもデリバリーを開始する計画。

ソニー・ホンダモビリティのEV「アフィーラ(AFEELA)」プロトタイプ国内初展示

車両が展示されているソニー・ホンダブースは、東展示棟4~6ホールに設けられている。

radikoは“未来のラジオ”を提案

「民放ラジオ99局×radiko Touch! Future Radio in Mobility」ブース

東7ホールでは、日本民間放送連盟ラジオ委員会とradikoが「民放ラジオ99局×radiko Touch! Future Radio in Mobility」ブースを出展。次世代モビリティをイメージしたコクピットで“未来のラジオ”によって実現するサービスや機能のコンセプト展示を行なっている。

自動車のダッシュボードにradikoのようなIPラジオが搭載されることで、自動車のダッシュボードに番組情報や楽曲情報、番組関連情報を表示できるようになるほか、radikoが聴取可能エリアの判定に位置データを使っている点を活用し、GPSに連動した交通情報の表示、走行中の近隣店舗で使えるクーポン情報の表示といった機能の展示が行なわれている。

ブースでは、大型ディスプレイの前に自動車のコクピットを模した展示も行なっており、来場者がコクピットに乗り込み、タッチパネルでラジオ局を選択すると、番組プログラムがスタート。前面の大型ディスプレイにフロントガラスから見える風景を映し出し、実際に走行しているような空間を演出しつつ、番組と位置情報が連動した“未来のラジオ”を疑似体験できる。

コンセプトカーやレーシングカーも多数展示

そのほかトヨタ自動車やマツダ、日産自動車などは世界初公開となるコンセプトモデルを展示。

トヨタが発表した高性能スポーツバッテリーEV「FT-Se」
2ローターRotary-EVシステムを採用したマツダのコンパクトスポーツカーコンセプト「MAZDA ICONIC SP」
スバルの「SUBARU AIR MOBILITY Concept」(奥)と「SUBARU SPORT MOBILITY Concept」(手前)
日産自動車のEVコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」

またモータースポーツエリアにはF1マシンや国内モータースポーツを戦っているレーシングカーの展示、eスポーツブースなどが設けられている。

2024年3月には日本でも開催される電動フォーミュラレース「Formula E」に参戦している日産自動車のマシン
F1マシンのほか、ル・マン24時間レース、国内モータースポーツを戦っているマシンの展示も
eスポーツブースも用意されていた