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Astell&Kern初のBT DACアンプ「AK HB1」。11月25日発売39980円

Bluetoothレシーバー機能搭載ポータブルUSB-DAC「AK HB1」使用イメージ

アユートは、Astell&KernブランドのBluetoothレシーバー機能搭載ポータブルUSB-DAC「AK HB1」を11月25日に発売する。価格は39,980円。

ケーブルレスのBluetoothレシーバーDACアンプ、高音質なポータブルUSB-DACと、使用環境に合わせてワイヤレスとワイヤードを選択でき様々な機器とシームレスに接続できる。

Qualcomm「CSR8675」Bluetoothチップセットを搭載。ハイレゾオーディオソースのワイヤレス伝送に対応し、優れた接続安定性を持つ。96kHz/24bitをサポートするLDACから、48kHz/24bitをサポートするaptX HD、AAC、SBCが利用可能。Bluetoothマルチポイント機能も備え、最大2台のデバイスと同時に接続できる。

USB-DACとしては、PCM 384kHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応。「様々なハイレゾ音源との互換性を確保し、Astell&Kernならではの原音に忠実なプレミアムサウンドを提供する」という。MQA 8Xレンダラー機能も搭載し、MQA音源の再生も可能。

DACチップは、ESSの「ES9281AC PRO」を搭載。標準的なDAC内蔵のアンプを凌駕するという、独自のアンプ回路も導入。イヤフォン出力は3.5mmアンバランスと4.4mmバランス(5極GND結線)を備え、バランス接続時4Vrmsの高出力を実現している。

外形寸法は39.8×16.5×68.4mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトで、重量は約40g。小さくても優れたサウンドを実現するために、超小型抵抗とコンデンサーを採用。電源変動を抑制することで安定したシステムとオーディオ性能を生み出す、AKプレーヤーに採用している超小型タンタルコンデンサーも使用している。

独自のパワーマネージメント技術により、接続機器に対する消費電流を最小限に抑え、出力とオーディオ性能を向上させた。

着脱式のUSBケーブルを採用。ケーブルはType CとLightning、2本のショートケーブルが付属する。ノイズを最小限に抑え、より鮮明なサウンドを提供するために、デュアルノイズシールドケーブルを採用。銅芯線には錫コーティングを施し、腐食防止と引張力の強化で耐久性を高めた。

ケーブルはUSB-CとLightning、2本のショートケーブルが付属

ケーブル全体をアルミフィルムで包むことでノイズを遮断し、電源ケーブルの周囲にもシールドを施すことで電源ノイズを最小限に抑えつつ、錫メッキ銅線を編み込むことでノイズ耐性を高めている。

USBプラグ&プレイ機能をサポートし、Bluetooth接続とUSBケーブル接続間の移行を簡単にしている。USBケーブルでPCやスマートデバイスに接続し、ハイレゾ音源を楽しむと同時に、Bluetooth接続したスマートフォンのアプリから様々な設定や機能をコントロール可能。Bluetoothプライオリティモードを有効にすると、USB-DAC機能を使用中にBluetooth信号を受信した場合、シームレスにBluetoothモードに切り替わる。

最新のスマートフォンやタブレット、PCがサポートするUAC 2.0に加え、AK HB1は、UAC 1.0の切替機能も搭載。両方の接続に対応することで、クロスプラットフォームでのサウンド体験を可能にしている。PlayStationやSwitchなどのゲーム機器とも接続できる。

専用のカーモードも用意。ハンドルを握ったままでも高音質DACアンプのサウンドを楽しめる。車のAUXポートにラインケーブルで接続するだけで、車のイグニッションに応じて電源が自動的にオン/オフになり、ペアリングしたデバイスのオーディオをシームレスに楽しめる。

本体下部にマイクを搭載。Knowlesの高品質MEMSマイク技術と、QualcommのcVc Generation 8.0コールソリューション(Clear Voice Capture技術)を組合わせ、クリアな音声品質と安定性を実現。

さらに、USB-DAC時のみ3.5mm 4極インラインマイク入力にも対応。マイク搭載有線イヤフォンでの音声通話も可能。

本体側面に配置した2つのLEDライトで、再生中のファイルタイプやバッテリー情報など、デバイスの現在のステータスの状態を表示。ボリュームホイールも搭載し、50段階で音量を調節ができる。

中央のペアリングボタンを2回短く押すと、[ステータスLED]が緑色に1回点滅し、ボリュームホイール機能をロックできる。

再生機器や充電機器に関わらず、USBケーブルで接続された機器を自動的に認識し、追加の設定調整を必要とせずに充電プロセスを効率化。充電モードのオン/オフにより、再生と機器の充電を同時に行なえ、再生中のバッテリー消耗を防ぐ。USBで充電器に接続した場合、通常速度で充電(フル充電まで約1.5時間)される。再生機器とUSB接続した場合、充電モードのオン/オフが可能。

スマホアプリ「AK Control」(iOS/Android)を使用すると、簡単にセットアップができるほか、バッテリー情報や接続しているBluetoothコーデックを表示。接続デバイスの優先順位、音量調整、充電モード(スマート充電システム)の切替、ユーザーEQの設定などもできる。

筐体は、Astell&Kernのデザインフィロソフィーを具現化。「光と影の相互作用で知られる安藤忠雄氏による建築の傑作『光の教会』からインスピレーションを得ている」という。コンクリートのような堅牢さとシンプルさのエッセンスを体現し、フロントハウジングとバックハウジングの隙間にボタンとイヤフォン接続部を組み込んだスマートなフォルムになっている。