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パナソニック、小型Vlogカメラ「LUMIX G100D」。約8.9万円から

LUMIX G100D

パナソニックは、LUMIX Gシリーズのミラーレスカメラ「LUMIX G100D」(DC-G100D)を2024年1月26日に発売する。価格はオープンプライスで、ラインナップと店頭予想価格は、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」付属の「Kキット」(DC-G100DK)が89,000円前後、Kキットにトライポッドグリップが付属する「Vキット」(DC-G100DV)が94,000円前後、Kキットに望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属する「Wキット」(DC-G100DW)が107,000円前後。

2020年に発売された「DC-G100」の後継機で、2,030万画素の4/3型Live MOSセンサーを搭載したマイクロフォーサーズマウントのVlog撮影向けミラーレスカメラ。センサーのアスペクト比は4:3。ボディ単体での販売はなく、前機種の要望に応えて、今回は望遠ズームレンズが付属するWキットを新たに用意したという。

Wキット(DC-G100DW)

約346gの小型軽量ボディで、写真も動画も高画質に撮影できる、使いやすさを兼ね備えたモデルとし、初めてレンズ交換式カメラを使用する人や、スマホ撮影からステップアップしたい人にも簡単に本格的な撮影が楽しめるとしている。

トライポッドグリップを装着したところ

LiveMOSセンサーとヴィーナスエンジンにより、忠実な色再現を実現。自撮りや人物撮影時も快適に撮影できる顔・瞳認識AFや撮影後にピント位置を選べるフォーカスセレクト機能を搭載し、撮影をアシストする。

動画性能は、最大4K30pでの撮影が可能。カメラ本体の5軸電子手ブレ補正(E.I.S.)と、レンズの2軸光学手ブレ補正(O.I.S.)が連動する、新たな5軸ハイブリッド手ブレ補正を搭載し、歩きながらの撮影で発生する大きなブレや、自撮りの小さな手ブレまで補正し、快適な撮影をサポートするとしている。

撮影時は赤枠表示により、撮影ミスを防止できる。なお、赤枠はON/OFF可能となっている。

マイクには、NOKIA製のOZO Audioを採用。撮影シーンに合わせ、顔認識と連動して最適な音声記録ができるモードを含めた、5つの指向性モードから選択できる。外付けマイクを用意しなくてもカメラの内蔵マイクだけで、高音質で臨場感あふれる音声記録が可能としている。風による雑音を低減する風音キャンセラーも備える。


    【マイクの指向性モード】
  • 撮影シーンに合わせて自動調整して収音するオートモード
  • 前後左右360°の広い範囲の環境音を収音するサラウンドモード
  • カメラ前方の音をクリアに収音するフロントモード
  • 画角と顔・瞳認識AFに連動して、顔の位置や人数に合わせて最適な収音範囲に自動調整するトラッキングモード
  • 撮影しながらカメラ後方の音声を収音できるナレーションモード

バリアングルモニターを回転させることで、動画自撮りモードが使用できる。顔・瞳認識AFにより被写体のピントの背景抜けを抑えながら背景もしっかりと捉えるという。同時に被写体の露出もカメラが自動調整するため、Vlogなどの動画自撮りを強力にサポートするとしている。

撮影開始のタイミングを設定できる動画セルフタイマーのほか、モードダイヤルから素早くアクセスできるスロー&クイックモード、フルHD30pで約1/4倍スローモーション撮影、フルHD60p/30pで約8倍のクイックモーション撮影なども行なえる。

4Kで撮影しながら、フルHDに変換することで、カメラを動かさずにパン/ズームイン/ズームアウトの処理を加えられる4Kライブクロップも備える。

そのほか、SNSでよく使用されるアスペクト比1:1、4:5、5:4のほか、全10種類のフレームを撮影画面に表示できる機能や、電子水準器など、完成系をイメージしながら撮影できるサポート機能も備えている。

Log撮影も可能で、12ストップのダイナミックレンジを持つV-Log Lで撮影可能で、シャドウからハイライトまで豊かな階調表現を実現。また、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングの自由度が大幅に向上するとしている。なお、4:2:0 / 8bitで記録されるため、ポストプロダクション処理すると青空や人の肌、白い壁などに、輝度や色のむら、またはノイズが現れる場合があるとしている。

バリアングル方式モニターは3型で約184万ドット。ファインダーは現行機種DC-S5やDC-G99Dと同等の約236万ドットOLEDファインダーの搭載し、視認性が向上。日差しの強い野外での写真撮影時などにも活用できる。

USB-Cを採用し、モバイルバッテリーからの充電にも対応。なお、モバイルバッテリーから給電しながらカメラを使用することはできない。

そのほか端子部はmicroHDMI、マイク入力を備えている。記録メディアはSDカード、SDHCカード、SDXCカード。

外形寸法は115.6×54.2×83.1mm(幅×奥行き×高さ)。重量はバッテリー、メモリーカード込みで約346g。